進化してもシンプルに!『インクレディブル・ファミリー』キャラクターの魅力

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パー一家の顔の元になっているのは左から「四角」「ハート」「楕円」「アーチ」「円」という単純な図形! - (c) KaoriSuzuki

 ピクサー映画『Mr.インクレディブル』でスーパーヒーロー一家のキャラクターデザインを担当したトニー・フチーリが取材に応じ、同作および14年ぶりの続編『インクレディブル・ファミリー』で心掛けたことについて語った。

【動画】大迫力!『インクレディブル・ファミリー』アクションシーン

 ボブ、妻のヘレン、長女のヴァイオレット、長男のダッシュ、末っ子のジャック・ジャックという全員スーパーヒーローのパー一家を描く本シリーズ。フチーリもブラッド・バード監督もディズニーの手描きアニメーション出身ということで、『Mr.インクレディブル』でCGアニメを手掛けることになった際も、キャタクターにはシンプルで漫画的な雰囲気を残したいと思っていたという。CGアニメでは当時、人間は細部までリアルに描くのが普通であり、そんな中であえてシンプルなデザインにすることは挑戦だった。

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 「わたしたちが最初にやったのは、出来るかぎりシンプルな形でパー一家を表現する、ということでした。アーチがボブ、ハート形はヘレン、円はヴァイオレット、四角はダッシュ。そして楕円形がジャック・ジャックなんです」。

 「アーチ」「ハート」「円」「四角」「楕円」という単純な図形をキャラクターたちの輪郭として、ペンを持ったフチーリがさらさらと髪の毛と目を描き加えると、一瞬でパー一家そのものに!「わたしはこの絵をデスクにピンで留めて、制作中、見続けました。ディテールに関してやりたいことは何でも出来るコンピューターアニメーションを作るというのは、自分たち自身に『これが各キャラクターを最もシンプルなグラフィックで表現したものだ』と思い出させ続けることでした」。そうしてリアルになり過ぎては元の簡易的なデザインに立ち戻り、CGアニメでありながら20世紀半ばのアニメーション映画『101匹わんちゃん』のようなシンプルな魅力を持ったキャラクターが誕生した。

即興でキャラクターを描いてみせたトニー・フチーリ

 それから14年後の続編『インクレディブル・ファミリー』でもキャラクターたちのシンプルな魅力は見事なまでにそのままだ。それはこの期間に進化したテクノロジーを、リアルさを追求するのではなく、前作でやりたかったことを実現するために使ったからだという。「前作では80%までしか出来なかったとして、今作では本当に思い描いていたルックスに行き着けました。前作と今作のボブを横に並べてよく見ると、同じ顔をしているのがわかります。ただその筋肉がどのように動くかとか、目がどのように動くかということに関して、ちょっとしたニュアンスの違いがあるんです」。

 ジャック・ジャックもよく見比べてみると、赤ちゃんならではのぷくぷくした肉感が加えられていたりと、ちょっとした違いでよりチャーミングに。フチーリが生み出したキャラクターは14年の時を経てあるべき姿となり、今作で一層輝いている。(編集部・市川遥)

映画『インクレディブル・ファミリー』は公開中

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