津川雅彦さん死去 78歳 『マルサの女』『狂った果実』など

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津川雅彦さんご冥福をお祈りいたします(2015年撮影)

 俳優の津川雅彦さんが4日に心不全のため都内病院で亡くなった。78歳だった。所属事務所によると、葬儀はすでに近親者のみで済ませており、後日、お別れの会を予定している。津川さんは4月27日に、妻で女優の朝丘雪路さんを亡くしたばかりだった。

【画像】ドラマ「アカギ」で鷲巣役

 津川さんは、1940年1月2日生まれの京都出身。父は日活スターの沢村国太郎さん、母は女優のマキノ智子さん、兄は俳優の長門裕之さん。また、祖父は“映画の父”といわれる牧野省三さん、父方の叔父は加東大介さん、叔母は沢村貞子さん、母方の叔父がマキノ雅弘監督と、芸能一家に育った。

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 幼少期から、父の主宰していた劇団で子役として活躍。16歳のころに出演した1956年の日活映画『狂った果実』で石原裕次郎さんの弟役を務め、本格的にデビューした。その後も『夏の嵐』(1956)、『孤独の人』(1957)、『十七才の抵抗』(1957)などに出演し、1958年に日活を退社し松竹に移る。当時これが、映画会社同士の俳優の引き抜きを禁止した五社協定に触れるとして問題になった。

 松竹作品への出演が続いた後、1963年ごろより、叔父であるマキノ雅弘監督の『次郎長三国志』など東映作品に出演。大映の『江戸無情』『舞妓と暗殺者』(1963)などにも出演し、1964年よりフリーに。さらに活躍の場を広げ、二枚目ではなく悪役としても地位を築いた。

 『お葬式』(1984)を皮切りに、『マルサの女』(1987)、『あげまん』(1990)、『ミンボーの女』(1992)など、故伊丹十三監督の作品に数多く出演。『マルサの女』で日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞した。また、東條英機を演じた『プライド』(1998)でも、優秀主演男優賞を受賞している。

 出演作は途切れることがなく、テレビドラマ「サラリーマン金太郎」(1999)のヤマト建設会長・大和守之助(やまと もりのすけ)や、「アカギ」(2015)の敵役・鷲巣厳など、生涯を通して存在感のあるキャラクターを演じ、あらゆる世代に強い印象を残した。また、3代目「マキノ雅彦」名義で、『寝ずの番』(2006)、『次郎長三国志』(2008)、『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(2008)を監督した。

 朝丘さんとは1973年5月に結婚。一人娘で女優の真由子さんを授かったことを機に、玩具販売会社「木のおもちゃのグランパパ」を設立している。(編集部・入倉功一)

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