未成年と教師の恋描く「中学聖日記」ドラマ化に挑んだ理由 新井P明かす

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晶(岡田健史)が聖(有村架純)に猛アタックする第2話 - (C)TBS

 「中学校教師と生徒の恋」「有村架純の相手役に新人俳優を起用」など、さまざまなチャレンジが目を引くTBS系連続ドラマ「中学聖日記」(毎週火曜夜10時~)。芸能人の淫行疑惑なども報じられる中、反発も予想される題材を描いた原作漫画のドラマ化に挑んだ理由を、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(2016)や「アンナチュラル」(2018)など話題のドラマを手掛けてきた名プロデューサーの新井順子氏に聞いた。

【動画】岡田健史出演のスピンオフムービー「聖ちゃんと会う前の僕たち」

 かわかみじゅんこの同名漫画に基づき、婚約者がありながら10歳年下の教え子に惹かれていく中学校教師の許されぬ恋を描く本作。主人公の教師・末永聖役に朝ドラ「ひよっこ」後、初の連ドラ主演となる有村架純、相手役の教え子・黒岩晶役に本作が芸能界デビュー作となる新人の岡田健史が抜擢され、話題を呼んだ。

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 新井プロデューサー(以下、新井P)らスタッフが原作に目を留めたのは、2016年に原作がananマンガ大賞を受賞した時のこと。「いわゆるティーン向けのキラキラの青春ものではなく、大人が読んでドキドキするストーリーだと思ったんです。少年が主人公ですが、セリフ回しが独特だったり、余白があって。例えば、晶が海辺で聖にキスをしたときに聖が取り乱して、晶が心の中で『もう面倒くさい』と思うシーン。熱く盛り上がるでもなく、そうきたか! と一風変わっていて面白い。ある程度、恋をし終えて落ち着いた年代の女性たちにも『あの頃』を思い出すような感覚で読める作品だなと思いました」

聖と晶がキスを交わした第4話

 3巻まで読み終えた時点でドラマ化を決意したものの、教師と未成年の恋を描くにあたって反発があることは覚悟していたという。「とはいえ、原作にも煽情的な描写はなく、ドラマもショッキングな内容にするつもりはありませんでした。ただ、現実に様々な事件が起こり、ドラマ発表当時は『なぜ今?』という声も上がりました」

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 劇中、晶と聖は、晶の母親(夏川結衣)や彼に思いを寄せるクラスメイトのるな(小野莉奈)らから糾弾され、登場人物のセリフの中には「淫行教師」のワードも含まれるが、その言葉を用いたのは「現実」を描くため。「実際に2人は一線は越えていませんし、聖は晶に『好き』とさえ言っていません(第7話の時点)。ただ、いくら当人同士が『純愛』と思っていても、周囲の人々はそうはいかないもの。あくまで、未成年との恋愛を肯定するようなものではあってはならないというスタンスでいました」

3年後に小学校教師と高校生として再会した聖と晶のその後を描く第8話

 なお、実写化にあたって最も困難だったのが主人公を晶から聖に変えたところ。中学生の教え子に惹かれていく動機に説得力をもたせるため、オリジナルのシーンも作られている。「『なんで中学生を好きになるの?』って、視聴者も首をかしげると思うんです。原作は晶が主人公なので、聖が何を考えているのかわからなくても成立するんですけど、ドラマでは彼女を主人公にしているので、聖の気持ちを咀嚼しつつ、それなら晶に惹かれてしまってもしょうがないよね、と納得させるように運ぶのが大変難しかったです。思わず異性として意識してしまうようなシチュエーションを作ったり。例えば、体育祭の最中に公衆の面前で、晶が聖の手を引っ張って倉庫に連れていくシーンはそうです。晶が『この子と距離を置かなければ』と焦り、そういうところから意識し始めるわけで」

 原作は連載中のため、8話以降はオリジナルのストーリーになるという。第5話で引き裂かれ、第7話で3年越しの再会を果たした聖と晶の恋の行方が注目される。(取材・文:編集部 石井百合子)

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