大杉漣さん死去から1年 いつも心に 最後の映画主演作舞台あいさつ

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ギタリストの堀尾和孝さん、『教誨師(きょうかいし)』の佐向大監督、玉置玲央さん

 俳優・大杉漣さんが亡くなってから1年となる21日、吉祥寺の COCOMARU THEATER では、大杉さんの初プロデュース作にして、最後の映画主演作となった『教誨師(きょうかいし)』が上映され、共演者の玉置玲央さん、佐向大監督、そして大杉漣バンドで一緒に活動をしていたギタリストの堀尾和孝さんが来場し、故人をしのんだ。

【動画】上映が継続されている『教誨師(きょうかいし)』

 『教誨師』は昨年10月6日に公開され、全国82スクリーンまで公開規模を拡大。現在まで興行収入6,000万円を突破するヒットとなった。大杉さん演じる死刑囚専門の牧師が、6人の死刑囚たちに寄り添いながらも苦悩するさまを描き出した本作の上映後、登壇した佐向監督と玉置はそれぞれに「もう1年経つんですね。あっという間ですね」としみじみ語る。

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 「今日はあまりしんみりした感じにしたくない」と切り出した佐向監督。この日も合わせて映画を観るのは9回目だという玉置は「観るたびに撮影現場のことをいろいろと思い出す」と語り出すと、「劇中で佐伯(大杉さん)が、聖書とそれより一回り小さな本を下に重ねて置いているのですが、小さい本が上じゃなくていいの? と言っていて。これ逆じゃないと気持ち悪いなと言っていたのを思い出しました」と述懐。さらに佐向監督が「撮影の合間に、大杉さんと光石(研)さんが、文春砲って怖いなぁと話しあっていた」と明かし、会場は大爆笑。「こういう映画ですが、現場は明るかった」と言う通り、この日の会場には笑い声が多く飛び交った。

 そして、大杉漣バンドのギタリスト・堀尾は大杉さんの写真を手に登壇。「去年の今日、演奏をしている時にそれ(訃報)を知って。それからあっという間の1年でした。でもそれからは、ミニチュアというとおかしいけど、心に小さな漣さんがいて。どうしようかなと思った時はその漣さんに聞くんです。すると『ここはこうした方がいいよ』と聞こえるような気がして。そういう気持ちで1年を過ごしてきました」と振り返った。

 本作が映画初主演となった玉置さんは、本作で死刑囚・高宮真司を演じ、第73回毎日映画コンクールでスポニチグランプリ新人賞を受賞。その功績をたたえた佐向監督は「大杉さんの主演作としては最後の作品であり、玉置さんにとっては初めての映画ということで、バトンを受けついだ現場にいさせていただき、しあわせでしたね」としみじみと付け加えた。(取材・文:壬生智裕)

映画『教誨師(きょうかいし)』は全国順次公開中 DVDは4月2日発売(通常版4,212円、特別版6,264円)

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