ゆうばり映画祭、開幕!白石和彌、古川雄輝らが参加

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オフシアター・コンペティション部門の審査委員長を務める白石和彌監督

 北海道夕張市で行われる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」が7日に開幕、「京楽ピクチャーズ.PRESENTSニューウェーブアワード」男優部門を獲得した古川雄輝、女優部門を獲得した松本まりか、クリエイター部門を獲得したアニメーション監督の牛嶋新一郎が、夕張市民からの熱烈な歓迎を受けた。

【写真】今年も「ゆうばり映画祭」が開幕!

 このたび、1892年に開通し、市民に親しまれた石勝線(新夕張駅~夕張駅間)が3月31日で廃止されることが決定。この日は本映画祭のために7年ぶりに同区間を走る臨時列車が復活することとなり、映画祭ゲストの古川雄輝、松本まりか、長谷直美黒田勇樹白石和彌監督、安藤桃子監督、清水崇監督ら180人の関係者、ツアー客らが新夕張駅~夕張駅、およそ20分間の雪国の旅情を楽しんだ。夕張駅では、大勢の地元民がゲストをお出迎え。山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』が夕張で撮影されたことにちなみ、地元の人たちは黄色い旗を振りながら「おかえり!」とゲストを出迎えた。

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古川雄輝、降臨!

 そしてその後は場所を移し、オープニングセレモニーが実施された。今年で6回目を迎える「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」は、近年活躍がめざましく、今年さらなる活躍が期待される俳優やクリエイターを表彰するもの。今回、男優部門に選ばれた古川は2010年に役者デビュー。NHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」をはじめ、映画『ライチ☆光クラブ』『風の色』といった話題作に出演。さらなる活躍が期待されるとして、今年の受賞者に選ばれた。ステージに登壇した古川は「このような賞を受賞できたことを大変うれしく思っています。これからもひとつひとつの作品に真剣に取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました」と決意を語った。

 そして女優部門で賞に選ばれた松本は2000年にドラマデビュー。昨年はドラマ「ホリデイラブ」が注目され、「ブラックスキャンダル」や映画『ニセコイ』などにも出演した。「たくさんの困難を乗り越えてきた映画祭の節目の年に、わたしにとっては初めての賞をいただくことができたこと、本当にうれしく思っています。わたしも女優人生19年目になるんですが、今になって映像界で新しい波を起こしてほしいと言われるとは思ってもいなくて。本当にとてもうれしく。これから映画、ドラマにおいて新しい波を。皆さんにワクワクしてもらうような存在になれたらいいなと思っています」とあいさつした松本は、「ゆうばり、すごく楽しいです。冬に開催される映画祭は今年で最後ということで、すてきな映画祭になることを祈っています」と続けた。

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ニューウェーブアワードの受賞者

 そして本年度のオフシアター・コンペティション部門の審査委員長は『凶悪』『孤狼の血』などで知られる白石監督。「北海道出身ですが、ゆうばりは初めてなので、楽しみにしてきました」と切り出した白石監督だったが、本映画祭のオープニング作品にキム・ギドク監督の『人間、空間、時間、そして人間(仮題)』が選ばれたことに対して苦言を呈するひと幕も。

 同作はチャン・グンソクの主演作ながら、ベルリン映画祭でワールドプレミアされて以来、「#MeToo」運動の流れでお蔵入りしていたいわくつきの作品だったということを踏まえ、「決して上映の是非を問いたいというつもりはないですが、なぜこの映画を上映するのか。映画祭として公式にコメントするべきだと思う。そうでないと参加しているクリエイターたちがつまらない思いをする。世界で一番楽しい映画祭を標ぼうするなら、きちんとこのことに向き合って。例えばシンポジウムなどがあっても良かったのではないでしょうか?」と訴えた。

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 そしてその後、本映画祭のプログラミングディレクターを務める映画評論家の塩田時敏氏が同作の上映前に登壇。白石監督の発言に対し、「罪は憎むべきだが、映画まで観られなくなるのはおかしいじゃないかと思っています。ゆうばりは罪は憎みますが、映画は憎まずでやっていきます」と宣言しつつも、「と言いながらも、スカッとする映画ではありません。逆にいろいろと考えることはあると思います。ぜひ観終わってから議論していただければ。我々としてはうれしく思います」と会場に呼びかけ、映画の上映が始まった。(取材・文:壬生智裕)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」は3月10日まで開催

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