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二階堂ふみ、刑事役で得た役者としての新たな気づき

「ストロベリーナイト・サーガ」で初の刑事役に挑む二階堂ふみ
「ストロベリーナイト・サーガ」で初の刑事役に挑む二階堂ふみ

 数々の映画やドラマに出演し、若手実力派女優として高い評価を受けてきた二階堂ふみ。そんな彼女が連続ドラマ初主演にして、初の刑事役に挑むのがドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」だ。「役者としての自分が試される」と並々ならぬ覚悟で臨んだという二階堂が、この言葉の真意を語った。

【画像】姫川班のメンバー

 原作は、過去に竹内結子主演で映像化もされた、作家・誉田哲也のベストセラー小説「姫川玲子シリーズ」。二階堂は、ノンキャリアでありながら27歳で警部補に昇進した女性刑事・姫川玲子(ひめかわ・れいこ)を演じる。

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 主演映画『翔んで埼玉』で男性に扮して振り切った演技を見せるなど、24歳の若さにしてキャリア豊富な二階堂は、自身初となる刑事役に「役者として試されます」と感想を述べる。「(刑事ドラマでは)キャラクターを演じることにプラスして“事件を解決する”という役割も求められます。さらに視聴者の方々に理解していただきながら物語を進めるために、自分にもちゃんと肉付けをして、説得力を出せたらと思います」

 二階堂にとって、こうした状況での芝居は経験がなく「諸先輩方とご一緒させていただきながら、手探りでやっている」状態だという。これまでは、役者として提示したものを視聴者や観客に感じとってもらう意識が強かったというが、刑事ドラマにおいては「しっかり自分たちから伝えようという意識が必要」と実感。

 “初”の経験にワクワクすることも多いという二階堂だが、本作については「果たして自分に務まるのだろうか」と心情を吐露。撮影が始まっても、シーンを重ねるたびに「いまので良かったのだろうか」と自問自答の日々は続いている。さらに、竹内が主演を務めた映像作品に対して「原作ファンの方にも支持された作品。敬意もある」と述べると、その上で面白いと思ってもらえる作品を作るために、日々真摯(しんし)に向き合っているという。

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 難しいチャレンジだからこそ挑みがいもある。「原作や前作のファンの方々それぞれに、姫川玲子像や『ストロベリーナイト』のイメージがあると思います。観ていただいた方々すべてに、こういう姫川玲子もいいなと面白いと思っていただけるよう精一杯頑張ります。そして監督やスタッフ、キャストの方々と一緒に良い作品にしていけたらと思っています」と意欲満々だ。

 姫川の魅力について、二階堂は「刑事としてプライドを持っていること。葛藤や迷いがありつつも、自分で決めたことにまい進するところ」と語る。女優業に対してストイックに取り組んでいる印象がある二階堂。本人も「人を描く仕事をしているので、人を大切にしながら作品に取り組もうと心掛けています」と信念を述べる。

 そのために「なるべくニュートラルでいること」を心掛けているという。社会性を持ち人と接することで、いろいろな刺激を受け、それが役作りのヒントになることがある。しかし、人と関わっていくなかで、自分と合う人間もいれば、うまくかみ合わない人もいる。「そんなときニュートラルでいれば、衝突しそうになったときでも、その人にとってどうやったら可能性を広げられるか、冷静に考えられる気がします」

 連続ドラマ初主演、そして初の刑事役と、二階堂にとっては大きなチャレンジとなる「ストロベリーナイト・サーガ」。「徹底的に視聴者に寄り添う」という二階堂の新たなチャレンジがどんな姫川玲子を作り出すのか注目だ。(取材・文・撮影:磯部正和)

ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」はフジテレビ系にて4月11日より毎週木曜夜10時~放送(初回は夜9時より2時間スペシャル)

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