故人と話す「風の電話」映画化 メインキャストにモトーラ世理奈、西島秀俊、三浦友和、西田敏行

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モトーラ世理奈、西島秀俊、三浦友和、西田敏行

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町で、亡くなった人々ともう一度会話を交わしたいという思いから設置された電話ボックスをモチーフにした映画『風の電話』が、4月中旬にクランクインする。公開は来年初春を予定。一人の少女が広島から岩手に帰郷し、「風の電話」にたどり着くまでの道程を描く。主人公の少女ハルをファッションモデル、女優のモトーラ世理奈が演じるほか、共演に西島秀俊三浦友和西田敏行ら。監督を、ジャン=ピエール・レオ主演映画『ライオンは今夜死ぬ』など海外での評価も高い諏訪敦彦が務める。

【動画】モトーラ世理奈出演『21世紀の女の子』

 「風の電話」は、2011年に岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格(いたる)さんが、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから発案したもの。自宅の庭に白い電話ボックスを設置し、ラインのつながっていない黒電話を置いた。このエピソードは反響を呼び、2016年にはNHKでドキュメンタリー「風の電話~残された人々の声~」が放送され、2017年には佐々木さんが自らの活動をつづった著書「風の電話:大震災から6年、風の電話を通して見えること」が刊行。東日本大震災以降、3万人にものぼる人々が訪れているという。

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 佐々木さんは「風の電話」の持つ力を以下のように述べている。「亡き人とつながれるという思いが、人に生きる希望を与えることができます。人は人生において、自分の物語を創出し、それを生きていると考えることができます。最愛の人を失った時、遺された人の悲しみを癒すのは、その人の持つ感性と想像力です」

 主人公のハル役に、2015年よりモデルとして活躍し、近年は『少女邂逅』『21世紀の女の子』などで女優としても活動する20歳の注目の若手、モトーラ世理奈。ハルと行動を共にする森尾役にドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)のシロさん役も話題の西島秀俊。ハルが旅の途中で出会い、影響を受ける人物たちに三浦友和、西田敏行らベテランがふんする。

 諏訪監督が日本映画のメガホンをとるのは、町田康ベアトリス・ダル共演の『H story』(2001)以来18年ぶり。(編集部・石井百合子)

<佐々木格さんコメント全文>
 会えなくなった人に想いを伝える電話「風の電話」。亡き人とつながれるという思いが、人に生きる希望を与えることができます。人は人生において、自分の物語を創出し、それを生きていると考えることができます。最愛の人を失った時、遺された人の悲しみを癒すのは、その人の持つ感性と想像力です。人間には、失ったものを取り戻したいと切望する想いがあります。癒しには、亡き人に再会できる、再びつながれるという想像を通して新しい物語が必要となります。

 この度、「風の電話」の映画化が決まりましたが、主人公ハルは、旅の途中で様々な人たちの優しさに触れ、少しづつ心を開いていきます。故郷の岩手県大槌町で「風の電話」を訪ね、自問自答する中で、どんな時にも人生には意味があることに気付きます。自分は今「人生から問いかけられている」だから、たとえ今がどんなに苦しくても、全てを投げ出す必要はないのだと。

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