コナンと怪盗キッドの絶妙な距離感!声優・山口勝平が関係性を語る

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山口勝平

 人気アニメ「名探偵コナン」シリーズで主人公・江戸川コナンの本来の姿である工藤新一と、そのライバル・怪盗キッドの声優を務める山口勝平に、公開中の映画『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』で大活躍するキッドとコナンの関係性について聞いた。キッドのアニメ初登場から20年以上が経ち、2人の関係に変化も感じているという。(以下、ストーリー細部への言及があります。)

『名探偵コナン 紺青の拳』予告映像

 キッドは本作のキーパーソンとなり、2015年公開の『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』以来4年ぶりにスクリーンに帰ってきた。物語は、19世紀末にシンガポール近海に沈んだとされるブルーサファイア“紺青の拳”をめぐる展開。キッドの策略によりコナンは強制的にシンガポールへと連れて行かれ、大きな陰謀に巻き込まれることになる。

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怪盗キッド - (C) 2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 本作におけるコナンとキッドの活躍について山口は「今回は完全に共闘していますね」と切り出すと、「『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』(2010)のときに成り行きで共闘はしたのですが、今回みたいにしっかり組んでやるっていうのは初めてですね」と語る。

 探偵であるコナンと怪盗であるキッド。まさに“近くて遠い”2人の距離感を、山口はどう捉えて演じたのだろうか。

 「距離はあまり近づきすぎないようにというのはありますけど、お互いに認めている部分は多々あります。共闘していてもある程度どこか線を引いていたりするのですが、今回はキッドが自分の目的を遂行するためにコナン君をシンガポールに連れてくるってところから始まりますので、ある種、キッドは依頼人のような立場でもあるのかなとは思います」

アーサー・ヒライ?(江戸川コナン) - (C) 2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 その行動からはキッドからコナンの実力に対する大きな信頼が見える。アニメ「名探偵コナン」に登場したばかりの謎めいたキッドの印象と比べると「ずいぶん変わってきていると思いますね」と山口も認める。

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 「当初は『名探偵コナン』に登場する怪盗キッドというのは、あくまでもコナン君のライバルというポジションに徹するというか、その方がいいんだろうなと思っていました。でも黒羽快斗(キッドの正体)が出始めたから、やっぱり快斗色は強くなってきましたね。コナンと2人でいるときは、キッドというより快斗として接しているというか」

 キッドの正体は高校生の黒羽快斗。「名探偵コナン」と同じく青山剛昌による漫画で、アニメ化もされている「まじっく快斗」の主人公だが、「コナン」の世界でもすっかりおなじみだ。

 「ただ最初に『コナン』に出た快斗っていうのは『怪盗はあざやかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが、探偵はその跡を見て難癖つけるただの批評家にすぎない』ってことを言っていたんですけど、今回の映画で『握った拳のなかにまるで何かがあるかのように思わせるのがマジシャンで、その拳を開く前に中身を言い当てるのが探偵』と言う。そういうセリフからも少しコナンに対する信頼が強くなっている部分はあると思います」

 絶妙なキッドとコナンの関係性の解釈には、コナン役・高山みなみとのやり取りも重要だという。

 「今回はキッドとコナン君がほぼほぼずっと一緒にいて、会話をしているシーンが多かったので、そこ(2人の関係について)は話し合いました。キッドがコナンを頼っているところがあるんですけど、ちょっと頼りすぎちゃってるかなっていう部分もあって。キッドもそれなりに切れ者なので、これだとキッドっぽくないなと。そうした部分をどうしようみたいな。セリフとしていい流れなんでしょうけど『この後どうするんだ、名探偵』っていうセリフが何回か出てきちゃったりすると、コナンに頼りすぎ感があるので、そのあたりを話しました」

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 そんなキッドだけでなく、コナンの本来の姿である工藤新一も担当している山口。その演じ分けについては2人を同時に演じることとなったアニメ第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」(2001年1月放送)ではっきり意識するようになった。

 「新一は(コナンを演じる)高山さんベースに作ってる部分はあるので、声そのものをどうこうっていうよりも、しゃべるときの意識を変えていますね。キッドは上から見下ろすイメージで、新一は下から見据えているっていうか。ちょっとした意識の持ち方で自分の中で区切ってる部分はありますね」

 これまで数ある“新一”の登場シーンのなかで、実は「キッドが変装した新一」というパターンも多い。「それが大変なんですよ」と苦笑する山口。キッドが変装した新一は意識的に“新一度”を上げているといい「ちょっと大げさにやっていますね。少しですけども」と語るように、完全に新一として声をあてているわけではもちろんない。

 キッドに関しても、普通の高校生である快斗がある意味で「キッドを演じている」という理解だ。こうしたキャラクターに寄り添う姿勢が、演じるうえでの微妙なさじ加減へと反映されている。

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(C) 2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 すっかり国民的アニメとなった「コナン」。山口は「もうそろそろ25年、四半世紀になろうというアニメの映画が毎年公開されるってことがすごいですが、ここ何年か毎年興行収入とかが伸びているって現象がとてもすごいことだなって思います。それこそ子供だった世代が親になって、その子供も一緒に観に来るようになってという……。これも長く続けさせてもらっているがゆえのことなのかなとも思います」と目を細めていた。(編集部・小山美咲)

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