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X-MEN、MCU入りでも製作に携わりたい!『ダーク・フェニックス』監督の作品愛

ソフィー・ターナー(右)に指示を出すサイモン・キンバーグ監督(左)
ソフィー・ターナー(右)に指示を出すサイモン・キンバーグ監督(左) - (C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』(全国公開中)のメガホンを取ったサイモン・キンバーグ監督がインタビューに応じ、本作でのこだわりやフランチャイズの今後について語った。

【動画】映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』コミック原作者が語る特別映像

 シリーズ3作目『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の脚本を手掛けたキンバーグ監督は、その後、シリーズ作品やスピンオフなどで製作及び脚本を担当。本作で念願の監督デビューを果たした。

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 「幼少期から原作コミックを読んで育ったので、人生を『X-MEN』と共に歩んできました」と『X-MEN』との深い関係を明かすキンバーグ監督は、本作でいかに原作コミックに忠実な作品を撮れるかにこだわったという。「(原作の)『ダーク・フェニックス・サーガ』は、多くのファンに愛されているエピソードです。なので、映画化するにあたっても、原作に忠実であるようにこだわりました。原作者のクリス・クレアモントにも協力してもらい、映画が原作に沿っているのか、確認してもらいました。劇中では、“フェニックス・フォース(エネルギー生命体)”も登場しますし、ジーン・グレイの葛藤もしっかりと描かれています」

 キンバーグ監督はまた、ジーン・グレイ役のソフィー・ターナーにも、原作コミックに近いキャラクターを表現できるように働きかけていた。「製作に入る約9か月前、ソフィーと話し合いの場を設けて、本作で彼女に何が求められるのかを伝えました。(別人格の覚醒に悩むジーンの)全ての感情を表現しないといけない、ジーンの精神的な部分にも迫るし、彼女が闇の力に飲み込まれていくことも、全て話しました」と語る監督は、その後もソフィーに統合失調症に苦しむ患者の映像を送るなど、役づくりに貢献していた。

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 本作をもってシリーズ完結を迎える『X-MEN』。しかし、今年3月にマーベル・スタジオを所有する米ウォルト・ディズニー・カンパニーが20世紀フォックスを獲得したことで、フォックスのコンテンツである『X-MEN』が、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で再構築されるという噂も浮上している。

 キンバーグ監督は、「シリーズを完結させてはいますが、もちろん『X-MEN』がMCU入りしても製作に携わりたい気持ちはあります」と胸中を明かす。MCUで新たなシリーズが始動するならば、やはり原作に忠実な作品を手掛けたいという監督は、「MCUでは、各映画が原作コミックに沿った内容となっており、それが成功につながっています。後は、『X-MEN』によりコズミック要素を増やすことですかね。MCUは宇宙を舞台にした作品が多いですし、これまでの『X-MEN』シリーズよりもさらに大きなストーリーが描けると思うんです」と期待を膨らませていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

スタン・リーのエピソードも!映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』コミック原作者が語る特別映像 » 動画の詳細
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