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オダギリジョー出演作、ベネチア映画祭コンペ部門出品が決定!

第76回ベネチア国際映画祭

オダギリジョーとコン・リー『サタデー・フィクション』場面カット
オダギリジョーとコン・リー『サタデー・フィクション』場面カット - (C) YINGFILMS

 中国の名女優コン・リーと俳優のオダギリジョーが共演する映画『サタデー・フィクション』が、イタリアで8月28日から9月7日まで開催される第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出されたことが明らかになった。オダギリは長編映画初監督を務めた映画『ある船頭の話』(9月13日公開)も同映画祭に正式出品(「ベニス・デイズ」部門)されることが決定しており、監督作と出演作の双方での快挙となった。

W快挙!オダギリジョー監督・脚本『ある船頭の話』特報【動画】

 映画『天安門、恋人たち』『スプリング・フィーバー』などで知られるロウ・イエ監督の最新作となる本作。第二次世界大戦が勃発する直前、世界各国の諜報員が暗躍する東洋の魔都・上海を舞台に、実在する「蘭心劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語が描かれる。日本では2020年に劇場公開される予定となっている。

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 主演を務めるコン・リーは、ディズニーの名作アニメーションを実写映画化する『ムーラン』に出演が決定するなどハリウッドでも活躍。本作では、華やかなショー・ビジネスの世界で活躍しながら、諜報員という裏の顔をもつミステリアスな大女優を演じる。共演のオダギリは、日本から来た暗号通信の専門家として物語のカギを握る重要な役どころを担う。さらに、オダギリ演じる専門家の護衛役として、映画やテレビで活躍する中島歩も出演する。

 そのほかにも国際色豊かなキャストが集結。ドイツからはドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのトム・ヴラシアがグランドホテルの支配人役、フランスからは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのパスカル・グレゴリーがコン・リー演じる女優の養父役、そして台湾からは『モンガに散る』などのマーク・チャオが舞台演出家で「蘭心劇場」の支配人役で参加する。

 ロウ監督は「1941年、太平洋戦争開戦までの1週間は、中国、ヨーロッパ、アメリカ、アジアにとって全てが変わってしまう直前にあたります。また、その時代の上海はショー・ビジネスとスパイの世界が交差した特異な場所でした。この映画が描くのは、策略とロマンス、裏切りに満ちた2つの世界です」と作品についてコメントを寄せている。(編集部・大内啓輔)

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