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有村架純「奇跡に感謝」主演ドラマの劇場版公開にしみじみ

『劇場版 そして、生きる』の公開初日に笑顔を見せた有村架純
『劇場版 そして、生きる』の公開初日に笑顔を見せた有村架純

 有村架純が27日、イオンシネマみなとみらいで行われた『劇場版 そして、生きる』の公開初日舞台あいさつに出席し、感激の表情を見せた。この日は、ともに主演を務めた坂口健太郎月川翔監督も来場した。

有村架純、笑顔で可愛すぎ!坂口健太郎と登壇【写真】

 有村がヒロインを演じた連続テレビ小説「ひよっこ」などの岡田惠和が脚本を手掛けた本作。2011年に東北で出会った男女と、彼らとめぐり合う人々の人生を描き出す。WOWOWプライムにて全6話で放送されたドラマを劇場公開版として再編集した作品となる。

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 有村は「撮影のときから、映画にしたいというプロデューサーの熱意はお伺いしていて。いろいろな思いがあるのですが、とにかく幸せだなという気持ちです」としみじみ。さらに「完成品を観て、また新しい作品になったなと思っていて、10年間の話を135分にまとめてくださった監督やプロデューサーさんの苦しみを感じました。もともと(ドラマに)あったシーンを私は知っているから、(劇場版に)このシーンがなかったなとか思ったけど、そのシーンは(監督たちが)苦しみながらカットした部分なので」とコメントした。

 坂口も「あらためて135分の作品になって、時間の経過が分かりやすくなったぶん、直接、シンプルに(胸に)くるようになった。そういことが印象的でした」と満足げ。それに月川監督は、編集のポイントとして「俳優たちのお芝居の間を削って、テンポアップさせるのはやめようと思っていました。彼らの人生の場面場面を切り取って、前後が想像できる感じにしたかった。撮影している最中から、すごいものが撮れているんじゃないかと思っていたので、そぎ落とす作業は苦しかったですが、濃密な映画になりました。自分で言うものでもないけど、自分たちの仕事を褒めたい作品になりました」と胸を張った。

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 そして、有村は「各方面いろんな方のお力があって、劇場版としてお届けすることができました。その奇跡に感謝したいと思います」と感激の面持ち。続けて「こちらの勝手な気持ちですが、撮影が終わった後にスタッフさんが『俺たち、やりきったよね』と言っていたんです。そういった言葉を毎回聞けるわけではないので、いい現場だったんだなと感じました」と思いを口にした。(取材・文:壬生智裕)

『劇場版 そして、生きる』はイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中

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