『スター・ウォーズ』カイロ・レンの修理されたマスクに日本の影響

金継ぎを意識したカイロのマスク
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 映画『スター・ウォーズ』シリーズのエピソード9にあたる完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)を手掛けたJ・J・エイブラムス監督が、本作で修復された、悪役カイロ・レン(アダム・ドライヴァー)のマスクについて、日本の伝統技法からの影響を語っている。(以下、前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』までの内容にふれています)

【画像】レイとカイロの戦いはどうなる?

 ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とレイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)の息子でありながら、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)において、本名であるベン・ソロの名を捨て、祖父であるダース・ベイダーに傾倒するマスク姿の悪役として登場したカイロ。そのマスクは、前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)でカイロ自身が破壊したが、『スカイウォーカーの夜明け』では修復されている。

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 破片をつないだ赤い修復の跡が印象的なマスクについて、エイブラムス監督は、割れた陶器を漆で接着して修復する日本の伝統的な修理法(金継ぎ)を意識したものだったと語る。「“金継ぎ”と呼ぶんだね。もちろん、それを意図したものだよ。あのマスクには歴史があるということを見せたかった。赤い割れ目も美しさの一部であり、むしろ祝福されるべきものなんだ」

 1977年に全米公開された『スター・ウォーズ/新たなる希望』から描かれてきた、スカイウォーカー家の物語が終わりを迎える本作。スカイウォーカー家の一人であるカイロは、葛藤の末に『フォースの覚醒』で父ハン・ソロを手にかけ、『最後のジェダイ』では師であるスノークを倒してファースト・オーダーの最高指導者に上り詰め「銀河に新しい秩序を作る」と語っていた。「カイロの経験や、打ちのめされたりした過去がそこには表れている。あのマスクは、打ち砕かれたカイロを美しい形で象徴していると思う。過去を受け入れるというのかな。(あの技法の)そうしたコンセプトを本当に気に入ったんだ。年老いた人の顔と同じだよね。顔に刻まれたシワが、その人の歴史を物語っている」

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 カイロの物語はどう完結することになるのか。公開を待つしかないが、エイブラムス監督は「今作では、このギャラクシーが最大の試練に直面する。このギャラクシーで起こる最も恐ろしいことは何なのかを、僕らは見たかったんだ。ここで描かれる戦いは、戦争を終えるための戦争。究極のバトルだ。それは、外面的なものだけではなく、キャラクターの内面においても言えることなんだ」と語っている。「(本作を含む)これまでの9本の映画を全部を観てもらったら、外から見ても、中を見ても、全部がここにつながっていたんだと理解してくれるはずだよ。少なくとも、僕はそう思ってもらえることを願っている」(編集部・入倉功一)

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