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山田涼介&土屋太鳳、特撮映画で初共演 三木聡監督『大怪獣のあとしまつ』でふざけ倒す

 Hey! Say! JUMP山田涼介が、ドラマ「時効警察」シリーズや映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』などの三木聡監督による特撮コメディー映画『大怪獣のあとしまつ』(2020年以降公開)で主演を務めることが27日、明らかになった。映画会社の松竹と東映が初めて共同で製作する本作で山田が演じるのは、巨大怪獣の死体の始末にあたる特殊部隊の一員。ヒロインに、山田と初共演となる土屋太鳳がふんする。

【写真】山田涼介が沖田総司を演じる新作

 本作は、巨大怪獣が死亡しガス爆発が迫る未曽有の国家的危機のなか、首相直属の特殊部隊・帯刀アラタ(山田)が、環境大臣秘書で元婚約者の雨音ユキノ(土屋)と共に任務遂行に奮闘する物語。昨年、12年ぶりに「時効警察」続編が放送され話題を呼んだ三木監督がオリジナル脚本を手掛け、今春、関東近郊を中心に撮影する予定。

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 三木監督いわく、本作が生まれるきっかけは20年以上前。「ある番組で映画になってない時間を想像する企画をやったことが遠因。例えば『007』で、ウエットスーツの下がタキシード……どうやって着るのか? また『ゴッドファーザー』で朝起きると切られた馬の首がベッドに入っている……果たして夜中にどうやって寝ている人を起こさない様に入れたのか? で、特撮映画の映画にならない時間のひとつが死んでしまった怪獣の死体をどうしてるのか? 非常に映画的でない時間を映画にしてみたい、そういう天邪鬼なところがスタート」と経緯を語っている。

 主演の山田は「最初にお話を聞いた時、真面目な映画への出演が多かったなかで、本格コメディ映画は初めてのお話で、すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ……これは面白い! と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました!いまはプレッシャーはあまりなく、とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたいと思います」とコメント。

 土屋との共演に「土屋さんとは芝居で初めての共演になりますが、“ツッコミ”の多い役どころで、すごく真面目ながらユーモアさを持つ彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と期待を寄せている。山田、土屋、三木監督のコメント全文は以下の通り。(編集部・石井百合子)

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山田涼介 (主人公・特殊部隊・帯刀アラタ役)

 最初にお話を聞いた時、真面目な映画への出演が多かったなかで、本格コメディ映画は初めてのお話で、すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ……これは面白い! と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました! いまはプレッシャーはあまりなく、とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたいと思います。大人が全力でふざけるとこうなるのか! と思うような内容です(笑)。そしてさらに、ウソかと思うような驚きの豪華キャストで、ふざけ倒します! 土屋さんとは芝居で初めての共演になりますが、“ツッコミ”の多い役どころで、すごく真面目ながらユーモアさを持つ彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです。松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!? と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ“ことにすごく意義があるなと! 山田や土屋さんがこんなことするの!? という驚きを存分に楽しんで頂きながら、お金を払って見て頂く以上の価値がある映画を全力で作り上げていきたいと思いますので、皆さま応援よろしくお願い致します。

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土屋太鳳 (環境大臣秘書・雨音ユキノ役)

 私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはならないことも……たとえば現実を風刺するリアルな危機感も……ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました。私がヒーローを知った子どもの頃は映画館の座席予約システムがなく、朝から並び、「映画が始まる前のワクワクする暗闇」を最初に味わったのは、松竹の映画だったか、東映の映画だったか…どの映画でもスクリーンにのめり込み、衝撃的に感動したことを覚えています。『大怪獣のあとしまつ』の脚本を読んだ時、その記憶にある感情が、渦巻きながら目を覚ましました。そして三木聡監督とお会いした時、この作品が持つ深さとパワーを予感しました。山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!

三木聡(監督・脚本)

 そもそも。20年以上前、ある番組で映画になってない時間を想像する企画をやったことが遠因。例えば『007』で、ウエットスーツの下がタキシード……どうやって着るのか? また『ゴッドファーザー』で朝起きると切られた馬の首がベッドに入っている……果たして夜中にどうやって寝ている人を起こさない様に入れたのか? で、特撮映画の映画にならない時間のひとつが死んでしまった怪獣の死体をどうしてるのか? 非常に映画的でない時間を映画にしてみたい、そういう天邪鬼なところがスタート。果たして一体誰がこのある意味不毛な企画を映画化してくれるのか? でも、日本もまだまだ捨てたもんじゃない。手を挙げてくれる人たちが居たのです。それが、松竹と東映という日本を代表する映画会社。しかも共同で製作してくれるという歴史的な出来事なんだとか。いいのか? 日本映画界? って私が言うのも何ですが、すでに真っ当でない感じはありあり。別に何か才能がある訳ではない私だけど、妙な遭遇運はあって、主に番組とか映画とかで物事が大きく変わるときに立ち会う率高し。今回も間違いなくそのひとつ。でも今後こういう機会が増え、新しいクリエイティブの場が広がるといいなぁと真顔で思っていたりする私、責任取れないけどね。そして、このバカバカしい企画を主演とヒロインという形で支えてくれるのが、山田涼介と土屋太鳳という、いま日本映画を支える俳優のおふたり。世代的にもかなり離れているがふたりの感性は非常に楽しみです。山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる……はず。ふたりと一緒にスタッフ一同、思い切り後ろを向いて撮影に臨みます。

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