『キャッツ』VFXチームは奴隷のように扱われた…スタッフが過酷な製作現場告白

話題が尽きない『キャッツ』
話題が尽きない『キャッツ』 - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージス

 大ヒットミュージカルを実写映画化した『キャッツ』の視覚効果(VFX)チームは、製作現場で過酷な日々を過ごしていたと、The Daily Beast が報じた。

まさかの猫姿でオスカーに登場した『キャッツ』出演者【画像】

 『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督が手掛けた本作は、全米3,380館で公開されるも、オープニング興行収入661万9,870ドル(約7億ドル)と大苦戦。特に映画の視覚効果は酷評されており、劇場公開後にVFXを改良する異例の事態に。さらに、第92回アカデミー賞授賞式では、出演者が視覚効果に関する自虐ネタを披露。最低映画を選出する第40回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)では、最低映画賞含む最多6部門を獲得した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

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 映画のVFXチームの一人は同サイトに対して、製作現場での扱いを「ほとんど奴隷みたいなものだった」と表現。90時間労働が数か月間続き、2~3日はオフィスに残ったままで、クルーはそれぞれのデスクで睡眠を取っていたという。

 また、作品が半分完成した際には、猫に肛門があったことが判明。スタッフたちはすぐさまVFXスーパーバイザーに「肛門が映ってるんですけど!」と報告したそうで、完成版では肛門は削除されている。

 「時間がない中、どんなに仕事をしようと奴隷のように扱われた。全てが難しかった」とVFXスタッフは振り返ると、「とにかく時間がないので急ピッチでプロジェクトを進めた。だから、人々が『この視覚効果は良くない』『アニメーションの出来が悪い』など批判しても私たちの責任ではない。2分の予告編に6か月費やし、4か月で本編を完成させなければならなかった」と過酷だった製作を嘆いている。

 VFXスタッフはさらに、フーパー監督の扱いにも言及。監督はアニメーション製作の工程を把握していないにもかかわらず、クルーたちにダメ出しのメールを送ったり、会議室でもクルーをゴミのように扱う態度だったという。スタッフは同サイトに対して、フーパー監督を「屈辱的」「恩着せがましい」などと表現。スタッフの証言について、フーパー監督及び配給の米ユニバーサル・ピクチャーズはコメントしていない。 (編集部・倉本拓弥)

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