『スーサイド・スクワッド』はスタジオに切り刻まれた…監督もディレクターズカット版を希望

エアー監督のディレクターズカット版が日の目を見る日は来るのか? - 映画『スーサイド・スクワッド』より
エアー監督のディレクターズカット版が日の目を見る日は来るのか? - 映画『スーサイド・スクワッド』より - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 DC映画『ジャスティス・リーグ』のスナイダー・カットが動画配信サービス「HBO Max」で2021年についにリリースされることを受け、『スーサイド・スクワッド』についてもディレクターズカット版を望む声が高まっている。スナイダー・カットとは、途中降板したザック・スナイダー監督が当初構想していた、『ジャスティス・リーグ』のディレクターズカット版だ。

【動画】『スーサイド・スクワッド』ジャレッド・レトー版ジョーカーまとめ映像

 デヴィッド・エアー監督の『スーサイド・スクワッド』は大ヒットを記録したものの批評的には散々で、当時、同作には監督のもっとダークなバージョンと、ワーナー・ブラザースが予告編制作会社と共に作ったビビッドなバージョン(実際よりもポップだった予告編が好評だったため、それに合わせる形で作られた)があったと The Hollywood Reporter が報じていた。テスト試写の結果、後者が選ばれ、それにエアー監督が手を入れる形になったのだという。

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 「我々みんなが観たバージョンの『スーサイド・スクワッド』は、デヴィッド・エアー監督が公開したかった映画ではない。スーパーヒーロー映画は人気なのだから、HBO Max で彼のカットを公開したらどうだろう?」というCollider編集長のツイートを受け、エアー監督は「いい質問だね。僕のカットは簡単に完成させられるだろう」と返答。「(ディレクターズカット版を公開できれば)僕はものすごいカタルシスを得られるだろう。エドワード・シザーハンズ(※ティム・バートン監督作に出てくるハサミの手をした人造人間)のように切り刻まれた映画でボロクソに言われるのはとても疲れる。僕が作った映画は誰も観ていないんだ」と続けた。

 エアー監督いわく、ディレクターズカット版はいくつかのビジュアルエフェクトを除いてほとんど完成しているとこのこと。ジャレッド・レトーが演じたジョーカーには大量の未公開シーンがあること、そしてディレクターズカット版にはもっとちゃんとした敵役エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)の物語があったことなども明かしている。

 監督が望んだのはよりダークなバージョンだったことは間違いないようで、ディアブロが妻子を殺したと告白するシーンについて「あれは、僕が戦って勝ち得た唯一のもの。この映画の意思決定をする人々は、ディアブロが彼の家族を殺したというアイデアを嫌っていた。これまでの僕の映画を観てみてよ──死、罪、贖い、そして有害な関係性からの解放というのが、僕がフィルムメイカーとして掘り下げてきたテーマだ。人間の魂は美しく複雑なんだ」ともツイートしている。

 エアー監督のディレクターズカット版が日の目を見る日は果たして来るのだろうか? 『スーサイド・スクワッド』に関しては、来年8月6日にジェームズ・ガン監督のリブート版が全米公開されることも決まっている。(編集部・市川遥)

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