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「半沢直樹」で輝く実力派!魅力的な悪役たちに反響

「半沢直樹」の勢い続く
「半沢直樹」の勢い続く - (C) TBS

 話題のドラマ「半沢直樹」(TBS系)が、視聴率20%以上を連発し、Twitterの世界トレンド1位になるなど人気を博している。その勢いを後押ししている、魅力たっぷりで個性あふれる悪役を演じる実力派俳優たちの演技が反響を呼んでいる。

【写真】強烈!「半沢直樹」の悪役たち

 池井戸潤の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を原作とした本作は、2013年に放送され、最終回の視聴率が42.2%という空前のヒットを記録したドラマの続編。第4話までは、東京中央銀行のバンカーである半沢直樹(堺雅人)が、出向先の東京セントラル証券で、理不尽な要求を突きつける社内外の敵に「倍返し」していく物語が展開した。

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 半沢を憎む伊佐山役の市川猿之助をはじめ、三笠役の古田新太、半沢を裏切り銀行へ戻る諸田役の池田成志といった歌舞伎界や演劇界の実力派たちの怪演が、放送開始から多くの視聴者を釘付けにした。なかでも、伊佐山の「土下座野郎」「お前の負けェーーー!」「詫びろ」の連発など強烈なセリフの言い回しは、SNS上でも大きな盛り上がりを見せた。

 さらに、「待って!」とすがる姿が印象的だった太洋証券の広重(山崎銀之丞)、半沢を一度裏切るも味方になりファインプレーを見せた三木(角田晃広東京03)の情けなくもどこか憎めない姿が話題に。自分の会社を守るためにスパイラル社を騙す郷田役の戸次重幸、関西弁で半沢たちを煽る電脳雑伎集団の平山役の南野陽子も、わずかなシーンでインパクトを残していった。

 後半に突入した第5話からは、半沢が、帝国航空の再建に挑むさまが描かれている。半沢の前に立ちはだかる国土交通大臣の白井亜希子役の江口のりこは、優しく語り掛けるような独特な口調で相手を追い詰め、これまでの悪役とは違った味わいを生み出しており、帝国航空再生検討チーム「タスクフォース」のリーダー、乃原正太役の筒井道隆は、これまで温厚な人物を演じることが多かったが、冷徹で傲慢な悪役っぷりがハマっており、その演技力の幅広さを見せつけている。

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 第6話では、半沢の行動を妨害してきた曽根崎(佃典彦)が、「倍返し」されて土下座する姿が注目を浴びた。曽根崎役の佃は、名古屋を拠点に劇団B級遊撃隊を主宰しており、舞台・テレビ・ラジオの作家や俳優として活躍している人物。彼の迫真の演技について、共演者の香川照之は「完璧さに脱帽」とTwitterに投稿している。

 ほかにも、前作の宿敵だった大和田(香川)が、共通の敵を前に半沢と共闘する場面が。半沢と大和田の関係が変化していく、“胸アツ”な展開となっている。また、半沢を「直樹」と下の名前で呼び、執拗な執着心を見せる黒崎(片岡愛之助)のキャラの濃さもパワーアップ。前作からのファンの期待を上回る演技で、その存在感を示している。

 次から次へと強敵が現れ、息をつく暇もない展開が続き、多くの視聴者を熱狂させている本作。どんな結末を迎えるのか、債権管理担当常務の紀本(段田安則)、大物政治家の箕部(柄本明)は「倍返し」されるのか、今後の展開を楽しみにしたい。

 なお、新型コロナウイルスの感染拡大により、スケジュールに影響が出ており、次回の第8話は13日に放送。8話放送予定だった6日は、「キャスト・スタッフが一丸となって、1時間の生放送をお届けします」としている。(編集部・梅山富美子)

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