ヴィルヌーヴ版『デューン』テーマは運命と未来!現代の若者に捧げる作品に

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 映画『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、作家フランク・ハーバートのSF小説「デューン 砂の惑星」を再映画化した『DUNE/デューン 砂の惑星』(近日公開)。多くのSF映画に影響を与えた名作小説の映像化に挑んだヴィルヌーヴ監督が、主演のティモシー・シャラメらキャスト陣と共に、本作のテーマなどを語った。

【動画】主要キャスト集結!『DUNE/デューン 砂の惑星』Q&A映像

 フランクが1965年に発表した「デューン 砂の惑星」は、貴重なスパイスが生産される砂漠の惑星アラキス(通称・デューン)を舞台に繰り広げられる覇権争いを描いたSF叙事詩。1984年には、デヴィッド・リンチ監督が『砂の惑星』として映画化し、現在もカルト的人気を誇っている。

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 14歳の頃に原作小説と出会い、シリーズ全作を読破したというヴィルヌーヴ監督。今でも「デューン」シリーズの大ファンである監督は、「幼い頃から映画制作を夢見ていた少年でしたが、その頃から本作を映画化する多大なる可能性を感じていました」とコメント。念願のプロジェクトなだけに、十代の自分が抱いていた期待を裏切りたくないというプレッシャーも抱えていたそうで、「監督として制作に集中しなくてはならないのに、十代の私からのプレッシャーがのしかかりました」と打ち明けた。

 惑星を統治する公爵の息子である主人公ポール・アトレイデスを演じるティモシーは、「僕ら若者世代にとって、現実は自分に対する周囲の見解によって形成される『鏡』だと感じられるんです。そのような部分はポールと共感できました」と語る。ヴィルヌーヴ監督は、ティモシーを高く評価しており「彼には、1920年代のサイレント・スターみたいな類稀なるカリスマ性があり、観客にロマンスを感じさせてくれます。ポールは宇宙界を率いるリーダーになっていくのですから、そんなカリスマ性が非常に重要だったのです」と起用理由を明かした。

 広大な砂漠の惑星を映像化するため、ヴィルヌーヴ監督はヨルダンの砂漠でロケを敢行。「監督を担うにあたり、本物の砂漠で撮影を行うことを条件にしました。題名が『DUNE』(意味:砂丘)なのですから、人工の砂場で撮影することは納得できません」と強いこだわりがあったそうで、「フランク・ハーバートは、小説の中でこれらの要素を非常に美しく、詩的に描いています。 だからこそ、本作も可能な限り自然に近い環境で撮影をする必要がありました。物語には架空の生き物も登場しますが、観客の皆さんは作中の景色を見て、見覚えのある親近感と現実的な臨場感を感じるでしょう」と砂漠での撮影に手応えを語っている。

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 本作は、主役級のキャストが脇を固めていることも話題だ。ポールの父であるアトレイデス家の当主レト公爵をオスカー・アイザック、ポールの母レディ・ジェシカをレベッカ・ファーガソン、アトレイデス公家の副官ダンカン・アイダホをジェイソン・モモア、同じく副官ガーニイ・ハレックをジョシュ・ブローリンが演じる。夢のような豪華共演に、オスカーは「素晴らしいキャスト達と共に過ごした撮影現場の熱気は、映像でも伝わると思うよ」と自信をのぞかせており、ジェイソンは「この作品はキャリアの方向性の基準をぐんと上げてくれた。ドゥニと才能に長けた俳優達からたくさん学び、一緒に沢山笑った。美しい経験だったよ」と振り返った。

 『スター・ウォーズ』『エイリアン』といったSF巨編に多大な影響を与えた「デューン 」。ヴィルヌーヴ監督は、ファンタジーの要素は物語の“背景”に過ぎず、映画では人間ドラマとアドベンチャーにフォーカスしたと語る。また、本作を「人間の本質へのオマージュです」と説明した監督は、「映画のテーマは『運命』と『託された未来』だと思います。本作は私たち人類が未来を開拓し、世界を改革する必要性を描いている。特に若者たちに対して、世の改革を呼びかける作品なのです」と現代の若者に捧げる作品であると述べた。(編集部・倉本拓弥)

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