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笠井信輔アナに夕張市民が「おかえり!」闘病を支えた寄せ書きジャンパー

おかえり! ゆうばり映画祭に帰ってきた笠井信輔アナ
おかえり! ゆうばり映画祭に帰ってきた笠井信輔アナ

 悪性リンパ腫から復帰したフリーアナウンサーの笠井信輔が、18日、スペースFS汐留で行われた、北海道夕張市の映画祭「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」(以下、ゆうばり映画祭)のオープニングセレモニーで司会を務めた。笠井アナは、闘病生活中に、夕張市民からの励ましの声や、寄せ書きの入ったジャンパーを贈られたことを明かし、闘病生活の励みになっていたと明かした。

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 これまで、ゆうばり映画祭で多くの舞台あいさつを担当してきた笠井アナ。「今年でゆうばりは16年目です」と語る笠井アナは、映画祭の参加者にとってもファミリー的な存在となっている。そんななか、昨年12月から4月30日にかけて悪性リンパ腫で入院。6月に完全寛解となり、映画祭に帰ってきた。「とにかく、ゆうばり映画祭が大好き」という笠井アナは「今回の冬は(夏開催移行への準備期間で)映画祭がなかったので、具合が悪くなって入院したのかもしれない。でも、夏にやるということで、体も戻ってまいりました」と元気な様子で語った。

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 この日は、夕張市民もオンライン中継でイベントに参加。「お元気になられてよかったです」「おかえり」といった声に、笠井アナは「ただいまという気分ですよ」と笑顔で応じる。さらに市民から、笠井アナの着ている黄色いジャンパーについて「わたしたち夕張市民が寄せ書きをすごい熱い思いで書いたんですけど、思いが笠井さんに伝わってくれて。すごくうれしいです」という声が飛び出すと、笠井アナも「入院中に届いたこのジャンパーに、どれだけ励まされたかわかりませんよ。(いたるところに寄せ書きがあり)耳なし芳一みたいでしょ。これが念として伝わって、わたしのがんを退散させてくれたんだと思います。本当にゆうばりの皆さん、ありがとうございました」と感謝を述べていた。

ジャンパーに託された市民の声

 映画祭では、今年から「オフシアター・コンペティション部門」と呼ばれていたコンペティション部門の名称を「ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門」に変更する。同部門で審査委員長を務める清水崇監督はこの日、オンラインでイベントに参加。「今年はリモートということになりましたが、ゆうばりの皆さんの『おかえりなさい』という声を聞いて安心しました。どんなことがあっても、ゆうばり映画祭って頑張れるんだなと。その記念すべき年に審査員としてお声がけいただいたのを誇りに思っています」と語った清水監督が「笠井さんも、おかえりなさい」と呼びかけると、笠井アナも「ありがとうございます」と笑顔を見せていた。(取材・文:壬生智裕)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu」は9月22日までHulu上でオンライン開催 ※映画際の作品は、会員登録無しで視聴可能

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