マッツ・ミケルセンの酔っ払い演技にキレキレダンス!新作で魅力爆発

マッツが飲んで、踊る! - 映画『アナザー・ラウンド(原題) / Another Round』より
マッツが飲んで、踊る! - 映画『アナザー・ラウンド(原題) / Another Round』より - Courtesy of TIFF

 『偽りなき者』の監督トマス・ヴィンターベアと主演のマッツ・ミケルセンが再タッグを組んだデンマーク映画『アナザー・ラウンド(原題) / Another Round』が第45回トロント国際映画祭で上映された。血中アルコール濃度は0.05%ほどあった方が仕事の効率が上がるという理論を検証すべく、勤務中に酒を飲みはじめた高校教師4人組を描いたビターかつユーモラスな人生賛歌で、マッツは各アルコール濃度に応じた見事な酔っ払い演技に加え、元バレエダンサーという彼ならではのキレキレなダンスまで披露している。

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 主人公は、人生も半ばを過ぎて中年の危機に瀕し、職場でも家庭でも無気力な日々を送っているマルティン(マッツ)。そんな時に仲間たちとの集まりで「血中アルコール濃度0.05%推奨説」を聞くことに。実際に実験を始めてみると、若き日のように仕事も家庭も上手く行くようになったため、「もっと濃度を上げたらいいのでは?」と摂取量を増やしたところ、全てが滅茶苦茶になっていく。

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 リモートでマッツと共にQ&Aを行ったヴィンターベア監督によると、自分たちデンマーク人は大量に酒を飲みながら、健康や理性的な生活についてよく話すという相反する行動をしている点に興味を持っていたとのこと。そして、スカンジナビアの思想家の「人間は血中アルコール濃度が少し足りない状態で生まれた」という理論と出会い、本作が生まれることになったのだという。

 デンマーク人の並々ならぬアルコール好きについて、マッツは「もしフランスで仕事をしていたら、ランチに出掛けるとテーブルにはたくさんの料理ととてもいい赤ワインがある。みんなワインを一杯飲むと、幸せに仕事に戻っていくんだ。でもデンマークだったら、そこにある全てのアルコールを飲み尽くすまで誰も帰らない」と説明。それぞれの国に異なるアルコール文化があるという話の中では日本を例に挙げ、「日本にはヒエラルキーがあるんだ。ビジネスだったら上司と同じだけ飲まないといけない。だから上司がすごい酒飲みだったら、大変なことになるわけだ」と話していた。

 ヴィンターベア監督が「本作はアルコールに対する賛辞という要素もあるけれど、深い部分では人生を取り戻すことについての映画なんだ」と語る通り、マッツは血中アルコール濃度0.05%、0.07%、0.10%……と異なるアルコールレベルを演じ分けながら、再び人生に向き合うことになる主人公の旅路も繊細に表現している。度数によってどんな振る舞いになるのかは「0.05%はこんな風」「0.07%はこんな風」とリハーサルでたたき込んだのだといい、マッツは「『ただ酔っぱらっちゃおうぜ』という誘惑もあったが、問題はそんなことは12時間も続けられないということ。0.07%以上になったらセリフを覚えていられないし」と笑って明かしていた。

 本作は第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションにも選出されている。(編集部・市川遥)

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