鳥の名演がすごい!ある家族を救ったカササギフエガラスの感動の実話

めちゃくちゃ賢いカササギフエガラス - 映画『ペンギン・ブルーム(原題)』より
めちゃくちゃ賢いカササギフエガラス - 映画『ペンギン・ブルーム(原題)』より - Courtesy of TIFF

 予期せぬ大事故により絶望の淵に立たされたオーストラリアのある家族と、彼らを救った優しいカササギフエガラスの実話を基にした映画『ペンギン・ブルーム(原題) / Penguin Bloom』が第45回トロント国際映画祭で上映された。同名本(邦題は「ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話」)を原作に、『インポッシブル』のナオミ・ワッツとテレビドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズのアンドリュー・リンカーンが3人の息子を持つ夫婦にふんしている。

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 物語は、オーストラリアの海辺の町で幸せに暮らしていたブルーム家が、妻サム(ナオミ)を襲った大事故によって絶望の淵に立たされるところからスタート。サムは一命を取り留めたものの、脊髄を損傷して半身不随に。そんな時に、子供たちが拾ってきたのが迷子のカササギフエガラスだ。白黒の模様から「ペンギン」と名付けられた彼女は、ブルーム家に明るさを取り戻し、バラバラになりかけた家族を再び一つにしていく。『ラスト・ライド~最後の旅立ち~』のグレンディン・イヴィン監督がメガホンを取った。

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 夫婦、そして家族の強い絆にも涙腺を刺激される本作だが、何といっても驚かされるのはカササギフエガラスの名演だ。一部アニマトロニクス(生物を模したロボット)やCGが使われているが、映画の90%以上は本物の訓練された鳥が演じている。Q&Aでナオミは「どのように鳥たちに演技をしてもらうのかと心配していたけど、撮影が始まってみれば、彼らが毎日主役の座をさらっていったの!」と感嘆の声を上げていた。

 「ペンギン」は1羽だが、迷子の小鳥だった頃から大人になるまでを7~10羽のカササギフエガラスたちが演じている。イヴィン監督は「鳥たちはそれぞれ出来ることが違うから、そのシーンに合った鳥を使っていた。それでも期待通りの動きをしない時の方が多かったんだが、実際にはそういう時の方がより良いものが撮れたりしてね。だから、彼らにはしたいことをしてもらって、それを取り入れていった。ペンギンは野性の鳥だから、僕たちもセットではそのように接するようにしたよ」と鳥たちとの撮影を振り返った。

 撮影は実際のブルーム家で行われたため、キャメロンとサムのブルーム夫妻も常にそこに居て、ナオミはサムから彼女が乗り越えた壮絶な経験を事細かに聞くことができたのだという。キャメロンは「映画で描かれていることは、そのほとんどが実際に起きたことなんだ。撮影初日はとてもエモーショナルになって、みんな泣いてしまったよ」と明かしていた。(編集部・市川遥)

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