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ヘンリー・カヴィル、優しいシャーロック・ホームズ誕生の理由

ヘンリー・カヴィルが演じる名探偵シャーロック・ホームズ
ヘンリー・カヴィルが演じる名探偵シャーロック・ホームズ

 名探偵シャーロック・ホームズの妹が大活躍するNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』で、シャーロックを演じた俳優のヘンリー・カヴィルが、本作ならではの一面を見せるシャーロックの役づくりを語ると共に、いつか休暇を「日本ですごしたい」と明かした。

【画像】シャーロック・ホームズ役はヘンリー・カヴィル!

 大ヒットドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウンが主演・プロデュースを務めた本作は、1884年のイギリス・ロンドンを舞台に、主人公エノーラ・ホームズ(ミリー)が、兄ゆずりの頭脳を駆使して、失踪した母親(ヘレナ・ボナム・カーター)の行方を探すミステリー。シャーロックといえば、抜群の推理力を誇る名探偵にして、少々偏屈で扱いにくい人物というイメージがあるが、本作のシャーロックは、妹に優しい一面をのぞかせる。

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 シャーロックの優しさを見せた理由について、ヘンリーは「これがシャーロックではなく、エノーラの映画だからです」と語る。「2人に共通点を持たせて、つながりを作る事が重要だと感じました。シャーロックが心を開き、感情的に(エノーラと)つながることによって、エノーラは本来の自分らしくいられます。それが、彼女が本当の意味で“開花する”ための主要な要素となり、素晴らしい女性として成長していく。もし、シャーロックをもっと冷たく、より伝統的なキャラクターにしていたら、エノーラとのつながりを持たせるのはさらに難しかったでしょう」

 さらにヘンリーにとって重要だったのは、本作があくまで、エノーラの物語だということ。「これまで演じられてきたシャーロック役のなかには、本当に素晴らしいものがあります。ただ、それらと特別に異なったシャーロックを演じようとしたわけではなくて、(主演の)ミリー・ボビー・ブラウンにとって、できる限り最高の脇役になろうとしていたんです」

エノーラ・ホームズには優しい笑顔を見せる場面も

 とはいえ、スーパーマンや「ウィッチャー」のゲラルトなど、レジェンド級の主人公役がばっちりとハマるのもヘンリーの魅力。「伝説的なキャラクターを作る際に、方法論が一つだけということはなく、その都度変わります。最も大切なことは、キャラクターの愛されている部分を注目してそれを維持する事だと思います」という彼は、ファンの賛否についても「問題ありません。わくわくする事でもあり、興味深い事でもあります」と語る。

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 「それを完璧、素晴らしいと感じる人もいれば、もっと違っていた方が良かったと思う人達もいます。人々が楽しめるストーリーを伝えているのであれば、それが自分にとって重要な部分なんです。ストーリーを語ることは、健全な事ですから。異なった意見を聞くことに対してはとても慣れていますし、そのような意見を読むことも楽しいです」

 新型コロナウイルスの影響で、ヘンリーの住む英国もロックダウンが導入された。エンタメ界も大きな変化を迎えるなか、ヘンリーは、自粛生活中に有意義な時間をすごせたと明かす。「一息ついて、仕事でも個人的にも、自分にとって何が大切なのことなのかを考える機会となりました。いろいろな事が変わりましたし、展望も変わった。今は、個人としても俳優としても、仕事や人生を最大限に活用することが最も重要なんです。僕の友人がいつも言っていますが、“人生は生きるためのもの”ですから、精一杯に人生を生きたいと思います。僕はとても恵まれた環境にいると思っていますので、それを十分に活用したいですね」

 また、状況が戻れば「日本で休暇をすごすことも考えています」とも。日本が大好きということもあるが、ヘンリーの愛犬カル=エルが秋田犬というのも大きな理由だ。「ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、秋田犬を飼っています。ですので是非、秋田県に行きたいと思っています。私の親友の祖先の、出身地に行って探索してみたいんです」。(編集部・入倉功一)

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中

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