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フォロワー63万人!世界が注目する10歳、COCOが女優デビュー

(C) 2021 『哀愁しんでれら』製作委員会

 約63万人のフォロワー数を誇る日本人キッズインスタグラマー・COCOが、土屋太鳳が主演を務める映画『哀愁しんでれら』(2021年2月5日公開)で女優デビューを果たす。

【写真】おしゃれすぎるインスタが話題!

 本作は、映像クリエイターと作品企画を発掘する「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」でグランプリを獲得した新鋭監督・渡部亮平によるオリジナル脚本の映画化。一晩で怒涛の不幸に襲われ、全てを失った主人公・小春(土屋)が、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・大悟(田中圭)と出会い、一気に幸せを手に入れたはずが、社会を震撼させる凶悪事件を引き起こすことになるまでを描く。

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 物語の鍵を握る娘・ヒカリ役に抜てきされたCOCOは、まだ10歳になったばかりだが、世界から注目される人気インスタグラマー。原宿のビンテージショップを営む両親のもと、4歳のときにInstagram(@coco_pinkprincess)を始めると、ファッショナブルな写真が瞬く間に話題を呼び、後にVOGUE、ELLEなどの海外メディアにも取り上げられ、NIKEやMONCLERのキャンペーンに起用されるなど、世界最年少のファッショニスタというべき存在になった。

COCO

 「ヒカリという役は、映画『哀愁しんでれら』において最重要な存在でした。なので土屋太鳳、田中圭という第一線で活躍する俳優に埋もれることなく、同じステージでメインキャストの一員として臆することなく堂々と肩を並べる存在感が必要だったんです」と明かすのは、本作のメガホンを取った渡部監督。

 COCOにとって演技はこれが初めてで、監督も「オーディションに参加してくれた経験豊富な子役たちは、演技力においてCOCOよりも明らかに優れていました」と認めるが、「COCOの持つ空気感は、他の誰にも真似できない魅力を放ち、演技力を超えた人間そのものに宿るパワーで溢れていました。演技経験ゼロの子役を使うリスクも当然考えました。ひとつ間違えれば映画すべてが台無しになってしまう可能性もあります。だけど、そのリスクを負ってでも、COCOは賭けてみたいと思わせる魅力的な存在だったんです」と彼女を起用することに決めた。

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 「COCOはとてもクレバーで、向上心があり、未経験だった演技の難しさを楽しんでくれました。『難しいを楽しめる』というのは素晴らしい才能です。撮影に入るまで3か月稽古をしたのですが、妥協なく厳しいことを求めて、苦しいことツラいことも多かったと思います。それでも、いつも稽古が終わると、『たのしい、おもしろい』と充実した顔を見せ、自らの演技の上達をしっかり感じていました」。

 「撮影に入ると、土屋さん、田中さんの芝居が、COCOの魅力をより一層輝かせてくれました。初挑戦ながら、照れることなく胸を張って、カメラ前で芝居する姿は、正真正銘の“女優”」と手応えも十分で、「COCOがクランクアップしたとき、『女優になりたい』とみんなの前で語ってくれました。キャストスタッフみんなが、COCOの活躍を心待ちにしています」と期待を寄せた。(編集部・中山雄一朗)

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