「ウルトラマンテオ」風間エマ役で注目!天真爛漫なニュースターの素顔:神谷天音
シネマトゥデイ特撮部
特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥデイ特撮部」。今回はウルトラマン新テレビシリーズ「ウルトラマンテオ」で風間エマ役を務める神谷天音(かみや・あまね)さんを徹底解剖しました。
【PROFILE プロフィール】

生年月日:2003年6月20日
出身地:静岡県
身長:158cm
趣味・特技:読書・映画鑑賞/編み物、バレエ
芸歴:第8回「東宝シンデレラ」オーディションにて審査員特別賞、集英社賞(non-no賞、週刊少年ジャンプ賞)受賞。『望郷』『メイヘムガールズ』などの映画、「連続ドラマW セイレーンの懺悔」「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」「汝の名」「リボーン~最後のヒーロー~」などのドラマに出演している。
【INTERVIEW 作品について】
Q:ウルトラマンシリーズの印象は?
オーディションを受けることが決まってから、過去の作品を観させていただきました。なかでも「ウルトラマンオメガ」は全部観たのですが、すっかりハマりましたね。もし子どものころに観ていたら、絶対にグッズをたくさん買っていたと思います(笑)。
Q:オーディションを受けたときの感想は?
最終オーディションは、少しバチバチな空気でした(笑)。それまでは女性の候補者だけでオーディションだったのですが、最終オーディションでは男性との組み合わせでの審査でした。次は誰が呼ばれる!? という緊張感がありましたね。イブキ役の岩崎(碧)さんやリンタロウ役の上村(侑)さんもいました。ここまで残ったのだから、自分が出来ることを出し切るしかない! ここまで来たら絶対に選ばれたい! という気持ちになって、最後まで頑張りました。
Q:「合格するかも!」という手応えがあったのでしょうか?
手応えは全くありませんでした。それ迄もいくつものオーディションを受けていましたが、なかなかいい結果が出なくて。それだけに最終審査まで残れたことは嬉しかったですが、「たぶん難しいだろうな」と思っていたんです。決まったと連絡があるまで、「ここはもうちょっとこうしたかった」「ああすれば良かった」と反省をしていました。
Q:エマ役に決まったときはどう思われましたか?
その時は事務所に別件で呼ばれていて、まさか結果が聞けるとは思っていなくて……。マネージャーさんから「ヒロインに決まりました」と言われたときは本当に嬉しかったのですが、えっ? 本当に? と最初は信じられませんでした。その場では嬉しさを抑えて、帰りの電車ではルンルンでニヤついていたと思います(笑)。
Q:ご家族の反応は?
決まったと言われた日が、母が遊びに来る日とちょうど重なっていたので、すぐに伝えました。でも父にはしばらく言わなかったんです。すごく喜んでくれるだろうと思ったのですが、情報解禁前に誰かに言ってしまったら大変! と(笑)。母や姉にも口止めをしていました。髪の色が明るい状態で実家に帰っていたので娘の髪が明るくなっている……と不思議に思っていたと思います(笑)。
Q:エマ役の印象は?
天文研究会のみんなをまとめる役回りだったので、オーディションではもう少ししっかりしていいのかなと思いながら演じました。でも実際に台本が出来上がってみると、しっかりしていそうだけど、少し空回ったりして、うまくまとめきれない感じもあって(笑)。盛り上げるだけ盛り上げてみんなにエンジンをかけて、引っ張っていくリーダーです。
Q:エマを演じた感想は?
普段の私は「いい子にしなきゃ」という勝手な呪縛があり、みんなを盛り上げるというタイプではありません。なので、テンションを上げるシーンでは、お芝居をするのが難しくて。撮影最初のころは、本当に苦戦しました……。
Q:茶髪は、実際に髪を染めたのですか?
はい。美容院に行って、5~6時間かけて染めました。ブリーチせずに染められる最大限に明るい色にしようと、2~3回調整しましたね。普段の私は黒髪で、成人式の時に少し染めたことがあるくらいだったので新鮮でした。
Q:茶髪姿のご自身を見た感想は?
鏡で茶髪姿を見たとき、自分とは思えませんでした。美容院を出たあと、街を歩いていると、ガラスに自分の姿が映ったりしますよね。すると、誰? という感じでびっくりしました(笑)。髪の色や衣装と、外見をつくることでテンションが上がり、助けられた面がありました。
Q:天文研究会のメンバーの印象は?
芯の部分は、皆さん演じている本人に似ていると思います。わかりやすいキャラクターでいうと、苫米地ワタル役の森本竜馬さんは、実際も本当に明るくて元気な人でそのままです(笑)。全員が役に近いところがあるので、それぞれのよさが活きていると思います。
Q:となると、ムードメーカーは森本さんですか? ご自身の立ち位置は?
森本さんが一番明るく盛り上げてくれます。上村侑さん(火浦リンタロウ役)、の役柄は落ち着いていて不愛想なところがありますが、普段は森本さんと一緒に盛り上げてくれるムードメーカーです。私は……みんなの会話に相槌を打っています(笑)。
Q:光石イブキ役の岩崎碧さんの印象は?
クランクインの1か月ほど前から、一緒にリハーサルをしました。最初は落ち着いた方なのだなと思っていたんです。緊張されていたのかもしれません。だんだん緊張がとけていくと、気を許してくれたのか明るく楽しく演技することができました。私も初対面の方とすぐ打ち解けられるほうではなく、人見知りしてしまうタイプなので。
Q:エマは獣医学科の学生ですが、ご自身は動物が好きですか?
好きです。猫カフェが好きで、普段から近所にいる猫ちゃんを触ってかわいがったりしています。クランクイン前には、中田乃愛さん(和泉カンナ役)に誘ってもらって、犬カフェに行ったりしました。
Q:プチ怪獣プッチーとの共演はいかがでしたか?
怪獣との共演は初めてで……当たり前ですが(笑)。なかでもプッチーは怪獣というより、感覚的にペットに近いですね。ビジュアル的にカワイイですし、動くとまたカワイイ。現場でも癒やされていました。
Q:特撮の撮影現場は見学されましたか?
ミニチュアで街並みが再現されたなかで怪獣が暴れる様子や、怪獣同士、怪獣とウルトラマンが戦っているところを見せていただきました。子どもの頃は、そうしたシーンを実際に街中で撮影しているのかと思って、危ない! と思っていたんです(笑)。でも現場を見て、こうしてつくられるんだ! って。それでも映像で観ると本物のように見えるので凄いですよね。
Q:作品をご覧になる視聴者へ、メッセージをお願いします。
エマがイブキをはじめとした天文研究会のメンバーとどのように仲間になっていくのか? チームリーダーとして頑張っていく姿が見られます。それぞれのキャラクターがどんな人なのか、しだいに人となりが見えてくると思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】
Q:東宝シンデレラのオーディションが、女優になるきっかけだったとか?
母が応募してくれたのですが、芸能の仕事をさせたかったというわけではなくて。中学1年生のころ、ちょうど大学受験で面接が必須になるという情報がニュースになっていました。母が人と話すのが苦手だった私を見かねて、将来困らないように「大人と話す練習をしてきなさい」ということだったようです。それまでは学校の先生や、身近な大人としか接する機会がなかったので、社会に出る第一歩になりました。
Q:もともと芸能界の仕事に興味はありましたか?
テレビが大好きで、ドラマや映画が大好きでしたが、女優になるというのは考えていなくて。このまま観て楽しんでいくのだろうと思っていました。なかでも邦画が好きで、サブスクの文化がなかった当時は、映画館に行ったり、レンタルビデオ店に通ったりしていました。
Q:演技は最初から楽しかったですか?
事務所に入るためのオーディションで演技審査があり、初めて演技に触れました。自分以外の人になる、「こういう人っているな」と思える人に化けていく。それが楽しく、そこからお芝居って楽しい! と思うようになりました。
Q:憧れの女優さんは?
事務所の先輩の長澤まさみさんです。「ウルトラマンテオ」にはコメディー要素がありますが、長澤さんも『コンフィデンスマンJP』シリーズなど幅広い役を演じられています。観る側としてはコメディーはただ面白い! と思うだけで、演じる難しさに気づけませんでした。でも実際にテンションの高い役や、人を笑わせようとするのは本当に難しくて。改めて長澤さんはすごい女優さんだと感じました。同じ静岡県出身で、長澤さんも『シン・ウルトラマン』でウルトラマンシリーズに出演されていらっしゃるので、勝手に運命みたいなものを感じています(笑)。
Q:笑わせる演技は難しいですか?
頑張ったからといって面白くなるとは限らないし、「やるしかない!」と思って演じたことが「面白い!」と思っていただけるかもしれませんし。思いもよらない反応が返ってくるところが難しいし、面白いところでもあります。
Q:では学生時代はどんなキャラクターでしたか?
最近気づいたのですが、私は中学と高校で人前で見せる人格が違っていました。中学では学級委員など、「なんでも私がやります!」という感じで、どこかエマに近いところがありました。みんなをまとめていきたいという真面目でしっかりした性格でしたね。逆に、高校ではわりと静かなタイプで、周りに明るい子が多かったので、そのなかで少し落ち着いた、冷静な感じでした。クールとまではいかないのですが、一歩引いて、みんなが楽しんでいるのを見ているような子でした。
Q:学生時代の得意科目は?
国語です。ひとつの答えがあるといえばありますが、ニュアンスとしてこのあたりはオッケーという幅があり、正解はひとつではありません。人それぞれいろいろな考え方が出来るところが面白いです。
Q:大学ではどんな勉強を?
日本と海外の文化を比べるという学部に在籍しています。高校生のとき、俳優のお仕事をしていくなかで、日本の文化を知らないのに日本の映画やドラマに出てよいのだろうか? と疑問に思いはじめて、日本文化を知りたい、海外の文化と比べたら日本文化のよさや違いをもっと知れるんじゃないかと思ったからです。
Q:卒論のテーマは?
ジェンダーの問題に特化したゼミに入っていて、日本やアジアの映画や文化を学んで比較するという勉強をしています。女性の描かれ方、時代による変化、そうした卒論を書きたい。将来的に、俳優のお仕事で何かのかたちで役立てられたら嬉しいです。
Q:性格の長所・短所は?
長所は負けず嫌いなところです。幼少期から、姉に出来ることが自分に出来ないのが悔しくて。絶対にやってやる! という反骨心のようなものがずっとありました。短所は真面目過ぎる、考え過ぎるところです。「真面目だね」と言っていただくのはありがたいのですが、自分ではもう少し面白味がほしいです……。
Q:海外進出に興味は?
海外作品に出てみたいと思っていますが、やはり言葉の壁は厚いので、まずは英語を頑張りたいです。大学の第二言語では、中国語を選択しました。日本語と同じように漢字だからなんとなくいけるかも? と思ったのですが、発音が難しくて。名前を言えるくらいで忘れてしまったので、集中して勉強したいと思っています。
Q:編み物が趣味とか?
大好きです。祖母が服飾系の専門学校の先生をやっていて、私が幼いころから洋服をつくってくれました。母もクラフトバンド(再生紙を使った紙バンド)を使ったかごバッグづくりをしたり、ものづくりが大好きな家族なので、自然と私も何かつくりたいと思うようになりました。洋服をつくる人もいるし、かごをつくる人もいる。そこで編み物を始めました。使うのは、主にカギ針です。場所を選ばずにできるので、ちょっと空いた時間に、撮影現場でもササッと出来ます。この現場でも、みんなにペットボトルケースをつくってプレゼントしました。
Q:クラシックバレエを始めたきっかけは?
バレエを習う前から、幼いころは踊ることが大好きでした。すぐにへんな動きの創作ダンスを踊りはじめるような子でした。それで姉が先にバレエを習いはじめ、勧められてやってみたら楽しくて。体を動かす機会にもなりますし、体も柔らかくなりました。
Q:バレエ以外のスポーツは?
学生時代に卓球部に入っていたので、趣味程度ならできます。それからジャズダンスも習っていたので、いつか演技に活かせたらいいです。
Q:好きな映画は?
何度も観る作品は、土屋太鳳さんが出演した『累 -かさね-』です。美しさのなかに、闇を抱えた作品で、たまに人間の闇の部分に触れたくなるときがあるんです。ちょっと陰のある、ダークな作品がわりと好きです。この作品もきれいごとではなく、人間の本質が描かれているようで、そうした欲望は表に出さずとも、誰の中にも絶対にあるものだと思うんです。いつか自分とかけ離れた役、いちばん底にある部分を表に出すような役を演じてみたいです。
Q:俳優としての野望は?
幅広い役を演じられる面白い俳優になりたい。コメディエンヌとしてはもちろん、この人がいたらなにかやってくれそうと思わせるような俳優になるのが目標です。第一印象としては真面目とかしっかりしているというイメージだと思うのですが、ギャップを活かせる役を演じられたらうれしいし、楽しいだろうなと思っています。
(取材・文:浅見祥子、写真:杉映貴子)
【TV INFO インフォメーション】
「ウルトラマンテオ」
ウルトラマンシリーズ60周年記念作品となる本作は、故郷の星を失った独りぼっちの青き巨人=ウルトラマンテオの物語。一人の宇宙人がヒーローとして成長する様子を描きつつ、ウルトラマンシリーズの普遍的な題材でもある「人とウルトラマン・怪獣・宇宙人。種の異なる者同士が、疑念・反発を乗り越えて違いを受け入れ、手を携えていく姿」を新たな視点で活写する。メイン監督は円谷プロダクション作品初参加となる二宮崇、メイン特技監督は「ウルトラマンX」「ウルトラマンアーク」などの辻本貴則(※辻は一点しんにょうが正式表記)が担当する。
「ウルトラマンテオ」毎週土曜午前9時~テレ東系6局ネットにて放送中
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンテオ製作委員会・テレビ東京


