「新しい地図」稲垣・草なぎ・香取、俳優として輝いた2020年

2021年も更なる活躍に期待!- 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾
2021年も更なる活躍に期待!- 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾

 稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の三人による「新しい地図」。幅広い分野で才能を発揮する彼らの活動の中でも大きな柱の一つである俳優業について、映像作品での活動を中心に、それぞれに大きな足跡を残した2020年の活躍を振り返ってみた。

【画像】可愛い!稲垣・草なぎ・香取の幼少期ショット

 草なぎは今年、内田英治が監督・脚本を務めた映画『ミッドナイトスワン』で主演を務めた。トランスジェンダーの主人公・凪沙(草なぎ)が、心を閉ざしていた親戚の中学生・桜田一果(服部樹咲)を預かることになり、次第に親子のような関係を築いていくヒューマンドラマで、中規模公開ながらSNSや口コミなどでその評価が広まり、ロングランヒットを記録。著名人からの好評の声も多数あがり、“追いスワン”と称されるリピーターも続出した。映画は観客動員数50万人、興行収入6億9,000万円を超えており、その数字を伸ばし続けている。トランスジェンダーの主人公を、その圧倒的な演技力で実在感を持たせて見事に演じた草なぎは、改めて俳優としての稀有な才能を印象付けた。(数字は宣伝調べ)

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 稲垣は、大林宣彦監督の遺作となった『海辺の映画館-キネマの玉手箱』に出演。同作は、閉館する尾道の映画館で、最終オールナイト上映「日本の戦争映画大特集」に訪れた3人の若者が、映画の世界にタイムスリップする作品。様々な映画の世界の中で主人公たちが出会う人物を、大林作品ゆかりの俳優を含む多数の豪華ゲストが演じており、稲垣は大久保利通役で、大林作品に最初で最後の出演を果たした。そして先月20日には、昨年の第32回東京国際映画祭でお披露目されていた主演映画『ばるぼら』も公開。天才漫画家・手塚治虫が様々なタブーに挑んだ問題作を、息子の手塚眞監督が映像化した同作で、稲垣は主人公の人気作家・美倉洋介を熱演。二階堂ふみふんする謎のフーテンの少女・ばるぼらの不思議な魅力に溺れ、エロスに満ちた美しくも狂気的な世界に堕ちていく姿を体当たりで演じ、新境地を見せている。

 そして香取は、Amazon Prime Video で9月から配信されたドラマシリーズ「誰かが、見ている」に主演。三谷幸喜が脚本・演出を務めた同ドラマで、香取は何をやっても失敗ばかりしてしまうが、明るく憎めない主人公・舎人真一を演じた。物語は、とあるマンションで元からあった壁の穴をとおして、粕谷次郎(佐藤二朗)が娘のあかね(山本千尋)と共に、舎人のおかしな日常を動画配信したことから巻き起こる騒動を描いたもの。スタジオに部屋のセットを組み、観客を入れて収録するシットコム(シチュエーション・コメディ)形式で、香取はその瞬発力や適応能力の高さを遺憾なく発揮。数々の作品で組んできた名コンビの香取と三谷ならではのコメディーとなっている。全8話の同作には、西田敏行ら多数の豪華ゲストが登場するが、エピソード4&5には、国民的スター歌手・レッツ大納言役で稲垣も出演。香取と稲垣がアドリブも交え、久々に一緒に芝居する姿を見せている。

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 テレビドラマでは、稲垣がNHK連続テレビ小説「スカーレット」に、物語終盤から出演。稲垣は、戸田恵梨香ふんする主人公の陶芸家・喜美子と病気になったその息子・武志を精神的にも支える主治医・大崎茂義役を務め、その穏やかで温かみのある芝居が好評を博した。稲垣が連続テレビ小説に出演するのは、単独俳優デビュー作である1989年の「青春家族」以来、約30年ぶり。稲垣自身にとっても“朝ドラ”は特別なものであることや、「青春家族」出演当時は14歳で、その時に褒められたり励まされたりしてたことが、役者を一生やっていきたいと心に誓った原体験になっていることを、出演発表時のコメントで明かしている。また、NHK BSプレミアムで放送された科学番組・コズミック フロント☆NEXT「いにしえの天文学者 安倍晴明」のドラマパートに、安倍晴明役で出演。稲垣は、2001年にNHKの連続ドラマ「陰陽師」でも安倍晴明を演じており、約19年ぶりの同役ながら、その変わらぬ姿が話題となった。

 地上波ドラマ出演は稲垣のみにとどまったが、草なぎと香取が2021年放送の地上波ドラマに出演するという待望のニュースもあった。草なぎは、来年2月14日から放送開始予定のNHK大河ドラマ「青天を衝け」への出演が決定。吉沢亮が“日本資本主義の父”とも称される主人公・渋沢栄一を演じる本作で草なぎがふんするのは、江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜。草なぎは出演発表時、「僕の人生にとっても大きな役になると思います。全力をもって挑みたい」と意気込んでいた。また、草なぎは2021年3月にNHK BSプレミアムで放送予定の宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」でも主演。東日本大震災でレストランを津波に流されるも、再建を果たした宮城県牡鹿半島の海を望むイタリアンレストランのオーナーシェフ・小野寺潔を演じる。

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 一方、香取は2021年1月25日放送開始の連続ドラマ「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京系・毎週月曜夜10時~)への主演が決定。同局のドラマ出演は、1998年のドラマデビュー作「あぶない少年III」以来、約33年ぶり。民放ドラマへの出演も、2016年の連ドラ「家族ノカタチ」とSPドラマ「ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~」以来、約5年ぶりとなる。同作は、社会問題となっているSNSやインターネットでの誹謗中傷など、キーボードによる殺人=“指殺人”をテーマにしたクライムサスペンス。香取は警視庁に新設されたSNSトラブルの専門部署「警視庁指殺人対策室」(通称:指対)のワケあり捜査官・万丞渉を演じる。ある事件をきっかけに捜査一課の第一線から外された一匹狼の万丞が、クセの強いメンバーと共に顔の見えない犯罪者=アノニマスを捜査し、指殺人に苦しむ人々の事件を解決に導いていくという。

 2017年に独立して新体制になって以降、様々な分野で独自の路線を開拓しながら快進撃を続ける三人。2020年はそれぞれが俳優としての代表作ともいえる作品に出会っており、あらためてその存在感を見せつけた。本格的に地上波のドラマにも帰ってくる2021年は、俳優としての3人のさらなる活躍に期待したい。(天本伸一郎)

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