井上真央、コロナ禍での主演作公開に「娯楽が一筋の光になれば」

『大コメ騒動』は忘れられない作品になったという井上真央
『大コメ騒動』は忘れられない作品になったという井上真央

 女優の井上真央が9日、都内で行われた映画『大コメ騒動』公開御礼イベントに出席し、東京都をはじめとした首都圏に緊急事態宣言が発令される中、「大変な状況だからこそ、娯楽が一筋の光になれば」とメッセージを送った。共演の室井滋鈴木砂羽本木克英監督も登壇した。

【画像】鈴木砂羽は大胆衣装で登場!

 本作は、1918年に富山県の沿岸部で発生し、日本の女性が初めて起こした市民運動ともいわれる「米騒動」を題材にしたドラマ。庶民の生活が困窮する中、家族を守るために立ち上がった女性たちの奮闘を描く。もともとはTOHOシネマズ日本橋で観客を入れての舞台あいさつが行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から中止に。しかし本作はスペイン風邪が流行した大正時代、米の価格高騰で生活がひっ迫する中、家族のために「負けんまい!」と立ち上がった女性たちの姿を描いているということもあり、現代社会を元気づけたいという関係者の思いから、無観客でイベントを実施。その模様は同日夜に映画公式YouTubeチャンネルで配信されることになった。

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 舞台に立った井上は「大変な状況の中、集まってくださりありがとうございます。昨日から全国公開となり、舞台あいさつをするはずでしたが、中止になってしまいました。楽しみにしてくださった方々もいて、わたしも残念に思っていますが、この場を作っていただけ、思いがけずYouTubeデビューをすることができました。今日は今日で楽しんでいけたら」とあいさつ。富山県出身の室井も「緊急事態宣言が出る前に富山で先行公開されてごあいさつをしたところ、たくさんの方がお見えくださったのですが、今、北陸はものすごい豪雪で、なかなか劇場に来てくださいとは言えない状況です。試練に続く試練ですが、映画は103年前のコメ騒動に打ち勝っていくという物語なので、ひょっとしたら現代の方にも参考になるのではないかと思います」と続けた。

 鈴木は「映画を公開するのは本当に大変で……。映画を撮影してから公開までが長いので、俳優はハラハラしながら待っているんです」としみじみ。本木監督も「日本橋の舞台あいさつはやむなく中止とさせていただいたけれども、主演の井上真央さんが、この時期だからメッセージを伝えたいということで今日(のイベント)は行いました。映画館は感染対策も万全ですし、換気も行き届いています。映画館は開いておりますので、ぜひ感染対策をしてよろしくお願いします」と呼び掛けた。さらに「世の中がどうなるかわからないからこそ、この映画をこの時期に出すことが重要じゃないかなと思います。洋画を中心に公開延期をする作品も多い中、非常に厳しい状況ですが、細く長く続く作品であってくれたらと思います」とその思いを語った。

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 そして井上が「先ほど(鈴木)砂羽さんが言っていた通り、映画は(撮影から)期間が開くので、とにかく無事に公開したらいいなと思うのですが、この作品は特にそう願った作品です」と切り出すと、「みんなの思いが詰まっているので、なんとか観てもらいたいなと思いました。自分としては、思い出というか、忘れられない作品になったと思います」と誇らしげに付け加えた。

 そして最後に「こういう大変な状況が続くと、出口のないトンネルにいるような気分になることもあるんじゃないかと思います。でもこの映画に限らず、映画や娯楽がそこにある一筋の光になるといいなと思っていますし、そう信じてわたしも頑張っていきたいと思います」と語った井上。「もちろん安全第一、健康第一なので、それを優先させていただきたいですが、とはいえ頑張りすぎずに、この作品のおかか(女房)たちのようにたまには愚痴ったり……。日頃たまったストレスに『もう我慢できん!』と思った時は、映画館は開いておりますので、ストレスを発散する楽しい時間にしていただけたらと思います」とメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)

映画『大コメ騒動』は公開中

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