阿部寛&北村匠海が親子役で共演!重松清「とんび」初映画化

昭和から令和へ『とんび』で親子を演じる北村匠海と阿部寛
昭和から令和へ『とんび』で親子を演じる北村匠海と阿部寛 - (C)2022『とんび』製作委員会

 俳優の阿部寛北村匠海が、過去2度にわたってドラマ化された、重松清のベストセラー小説を初めて映画化する『とんび』で、親子を演じることが明らかになった。

 「とんび」は、妻の死という悲劇に直面しながら、不器用にも息子を愛し育て続ける父親の物語。昭和30年代の広島県備後市からはじまり、親の愛を知らずに育ったヤス(市川安男)と、息子のアキラ(市川旭)による、家族のドラマが描かれる。

 ヤスこと市川安男を演じる阿部は、本作について「今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います」とコメント。息子役で共演した北村については「伝えることに対しての才能が素晴らしい」と評価し「それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら『とんびと鷹の物語』ができると感じました」と全幅の信頼を寄せる。

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 アキラ役の北村は、「阿部さんが演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした」と初共演の阿部に感謝。「ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています」と撮影を振り返る。

 メガホンを取ったのは、『64-ロクヨン-』『』などのヒット作を手掛ける瀬々敬久監督。“親子”を演じた阿部と北村について「阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています」と語る。

 撮影は、昨年末に重松の故郷でもある岡山県を中心に行われ、2022年の劇場公開を予定している。オリジナル要素として令和の時代も描いており、昭和から平成への時の移ろいを見てきた瀬々監督は「あの時代とは何だったのか。そしてあの時代にあった親と子の関係、それは今でも共通するものだろうし、人と人が一緒に生きること、その素晴らしさ。私たちはどこから来て、どこに行くのか。そこを探ってみたいと思いました」と語っている。

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 原作者の重松は「阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として「新作」を誰よりも楽しみにしています」と初の映画化に期待のコメント。プロデューサーを務める天馬少京は「社会や家族の在り方が急激に変化している時代の移ろいの中で、人と人が純粋に想い合う気持ちとはどういうものなのか、なぜそれが現代においても大切で尊いものなのか。瀬々監督のもと、阿部寛さん、北村匠海さんをはじめとしたこれ以上ない豪華なキャストの方々が集まり、スタッフ全員の力が結実した作品になると思います」と自信をのぞかせる。(編集部・入倉功一)

映画『とんび』は2022年全国公開

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