堂本光一、コロナ禍の今だからこそ 体現する「Show Must Go On!」の精神

映画『Endless SHOCK』ポスタービジュアル
映画『Endless SHOCK』ポスタービジュアル

 主演ミュージカル「Endless SHOCK」の初の劇場版で作・構成・演出・主演・監督を務める堂本光一。劇場公演が中断を余儀なくされるなど、未曾有の状況の中で初の試みに挑んだ堂本が率直な思いを語った。

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 作・構成・演出をジャニー喜多川、主演を堂本が務めて「MILLENNIUM SHOCK」として2000年に開幕したミュージカル「SHOCK」。2005年より堂本が脚本や演出にも参加し、内容を一新した「Endless SHOCK」として生まれ変わり、その後も新シーンを登場させるなど進化を遂げてきた。初演から20年を経て、日本演劇界におけるミュージカル単独主演記録のトップを更新し続けている。

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 昨年の2月・3月に予定していた帝国劇場での公演は新型コロナウイルス感染拡大の影響受け、2月26日の上演をもって公演中断。その後、堂本自ら監督を務め、無観客の帝劇でクレーンカメラ3台を含む16台のカメラと1台のドローンを用いた、新たな「Endless SHOCK」が誕生した。また9・10月には、コロナ禍というニューノーマルな状況下で「Endless SHOCK」の3年後の世界を描くスピンオフ「Endless SHOCK -Eternal-」の上演を梅田芸術劇場で行った。

 2週間限定となる映画『Endless SHOCK』。2月4日からは帝劇での「Endless SHOCK -Eternal-」の上演が決定しており、堂本は「『Endless SHOCK -Eternal-』は感染対策をしっかりして、公演を行うことができました。ただ、本編は上演できないだろうな、スピンオフのほかにもおもしろいことができないかなと思って、同じ時期に映画館で上映すれば相互に楽しめるものになるだろうという思いがありました」と思いを明かす。

 舞台がストップしたのは公演予定期間中の昨年2月26日。「20周年の節目に、何もなく終わってしまうのか……と思っていたときに、無観客でやれば可能ではないかという話になったんです。最初は何に使えるかわからないけど、映像は撮影しておこうとなって。あのときは突然、自分たちの武器を奪われるような感覚でした。通常、千秋楽を迎えて駆け抜けた達成感の中で終わるときも、いわゆる“ロス”の感覚はあるのですが、それ以上に、達成感もないまま急に奪われたような気持ち。エンタメ業界だけなく誰もが感じていることでしょうが、やっぱり落差が大きかったんです」と振り返る。

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 演者やスタッフの思いは同じだった。「非常時なので、お願いベースでしたが、みんなも喜んでくれて協力してくれました」。撮影に関しては「舞台の映像作品であれば、いかに劇場にいるかのような感覚を意識するのですが、今回は映画館ということで映像作品としてどう残そうかと。言い方は悪いのですが、映像的に『嘘を付いている』部分もあって(笑)、映像作品ならではのものになっています」という。

 「ただ、当初から映画館で上映するつもりではなかったので、正直な部分、心残りもあります。編集中も『ほかのカットがないかなぁ……』など、もっともっとという欲は出てきましたね。時間の制約もあって、別撮りももっとしたかったのですが、撮影に関してはできる限りのことをしたつもりです」

 そのような困難もあったなか、堂本は「こういう状況だからこそ生まれるものがあると思っている」という。「世界中の誰もが痛みを感じている状況ですが、『Endless SHOCK -Eternal-』もコロナ禍がなければ生まれていなかった作品。こういう状況だからと諦めるのは嫌で、こういう状況だからこそと考えたいんです。ただ、アクセルばかり踏んでも危ないので、柔軟性を持って動いていく必要性があるのかなと思っています」

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 そんな堂本にとって、今回の試みも進化の途上にあるものだ。「ミュージカルはまだまだ敷居が高いイメージもあって、なんとか払拭できたらいいよね、と井上芳雄くんとも話すんです。『Endless SHOCK』は趣向としても劇場としては東京、大阪、博多でしかできないのですが、映画であれば足を運んでいただきやすいかなと思います。ストーリーに込められたメッセージとして『Show Must Go On!』という印象に残るセリフがありますが、どんな時代にもあてはまる言葉です。みなさんそれぞれに感じるもの、伝わるものがあればいいなと思います」と心のうちを語った。(編集部・大内啓輔)

映画『Endless SHOCK』は全国公開中

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