アカデミー賞有力候補『ミナリ』破天荒な祖母役ユン・ヨジョンって?

ユン・ヨジョン
ユン・ヨジョン - (C) 2020 A24 DISTRIBUTION, LLC All Rights Reserved.

 「第93回アカデミー賞」の作品賞含む6部門にノミネートされた映画『ミナリ』で、韓国系移民一家の破天荒な祖母スンジャを演じたユン・ヨジョンに注目したい。

オスカー有力候補!『ミナリ』場面カット

 『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』など話題作が続くスタジオA24と、ブラッド・ピットの制作会社プランBがタッグを組んだ本作は、1980年代のアメリカ・アーカンソー州を舞台に、農業で成功することを夢見る韓国系移民のジェイコブ(スティーヴン・ユァン)とその家族の物語が展開する。妻モニカ(ハン・イェリ)の母親スンジャ役をユン・ヨジョンが担った。

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 料理ができないスンジャは、孫のアン(ネイル・ケイト・チョー)とデビッド(アラン・キム)に花札を教え、テレビでプロレスを観て毒舌を吐く。デビッドには「おばあちゃんらしくない」と言われてしまうが、どこか憎めないスンジャをユン・ヨジョンが好演した。

 韓国では大ベテラン女優として知られているユン・ヨジョンは、1947年に韓国で生まれた。1966年に韓国の放送局TBCの公開採用タレントとして活動を始め、1971年の『火女』でスクリーンデビュー。時代劇ドラマ「張禧嬪」(1971)では、“朝鮮時代3大悪女”の1人である張禧嬪(チャン・ヒビン)役で一躍スターダムにのし上がった。その高い演技力により視聴者が憤り、街を歩いていた彼女に石を投げる人もいたというエピソードを持つ。

 また、カンヌ国際映画祭に出品された『ハウスメイド』(2010)で国外からも高い評価を得て、ウォシャウスキー姉妹監督のテレビシリーズ「センス8」(2015~2017)では、アメリカでの英語ドラマに挑んだ。

『ミナリ』より - (C) 2020 A24 DISTRIBUTION, LLC All Rights Reserved.

 ほかにも、韓国のリアリティショー番組「ユン食堂」では、食堂を切り盛りする社長にふんし、「梨泰院クラス」のパク・ソジュンらと共演。『パラサイト 半地下の家族』でキム一家の長男を演じたチェ・ウシクも加わった、「ユン食堂」シリーズ続編となる「ユンステイ」は日本でもケーブルテレビのMnetで放送されている。

 これまでに『ミナリ』の演技で、「第46回ロサンゼルス映画批評家協会賞」「第27回全米映画俳優組合賞(SAGアワード)」「第74回英国アカデミー賞(BAFTA)」など数々の映画賞で助演女優賞を受賞。「第93回アカデミー賞」の助演女優賞の獲得にも期待がかかる。(編集部・梅山富美子)

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