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映画の知識を生かして完全犯罪?中国で大ヒットのサスペンス『共謀家族』が7月公開

愛する家族を守るために男が計画したのは「映画」を応用した完全犯罪だった
愛する家族を守るために男が計画したのは「映画」を応用した完全犯罪だった - (C) 2019 FUJIAN HENGYE PICTURES CO., LTD, WANDA MEDIA CO., LTD

 中国でヒットを記録したサスペンス映画『誤殺 SHEEP WITHOUT A SHEPHERD(原題)』が、『共謀家族』の邦題で7月16日より新宿バルト9ほかにて全国順次公開されることが明らかになった。

 本作は、2013年にインドで大ヒットしたマヤーラム語の映画『Drishyam』を2年後にヒンディー語でリメイクした『ビジョン』(2015、Netflix配信中)をもとにしたもの。2020年の中国での年間興行収入ランキングで第9位につけるなど、大きな話題を呼んだ。監督をマレーシア出身で、台湾の大学にて映画を学んだサム・クァーが務め、本作で長編監督デビューを飾った。

 物語の舞台は東南アジア、タイ。幼い時に中国からこの地に移り住んだリー・ウェイジエは、妻のアユーと高校生の娘ピンピン、まだ幼い娘アンアンと共に一家4人で幸せな毎日を送っていた。インターネット回線会社を経営しているリーは、信心深く穏やかな人柄で、地域の誰からも好かれていた。『ショーシャンクの空に』が大好きなリーは、暇さえあれば事務所で映画ばかり観ている映画マニアでもあった。

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 ある日、サマーキャンプに出掛けたピンピンが不良高校生に睡眠薬を飲まされ、暴行の様子をスマホで撮られてしまう。ネットに動画を上げると脅されたピンピンは、自宅を訪れたその不良と揉み合いになり、誤って殺害。不良のスーチャットは地区の警察局長の一人息子だった。

 出張から帰り、妻からすべてを聞かされたリーは、愛する娘と家族を守るため、完璧なアリバイ作りに着手。常々「映画を1,000本も見れば、世界にわからないことなどない」と考えていたリーは、観てきた映画のトリックを応用し、捜査の先の先まで読み尽くした完全犯罪を計画。警察の事情聴取に備え、妻子に想定尋問を繰り返すリーと家族との「共謀」の先には予想外の展開が待ち受けていた。

 キャストには『ドラゴン・ブレイド』などのシャオ・ヤン、『チィファの手紙』などのタン・ジュオ、『ラストエンペラー』などのジョアン・チェン、『追龍』などのフィリップ・キョン、『桃(タオ)さんのしあわせ』などのチョン・プイが名を連ねている。(編集部・大内啓輔)

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