トム・ヒドルストンのダンスに喜びが弾ける!『サンキュー、チャック』スペシャル映像&インタビュー公開

5月1日(金)公開の映画『サンキュー、チャック』より、スペシャル映像と主演のトム・ヒドルストンのインタビューが公開された。本作は『スタンド・バイ・ミー』、『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』に続くスティーヴン・キング作の感動のミステリー。監督・脚本は、『ドクター・スリープ』を手掛けたマイク・フラナガンが務め、第49回トロント国際映画祭では最高賞の観客賞を受賞した。
舞台は、異常気象などで崩壊寸前の世界。絶望する人々の前に突如現れたのは「チャールズ・クランツ 素晴らしい39年間!ありがとう、チャック!」という大量の感謝広告だった。チャックの人生を遡り、すべての謎が解ける時、衝撃と感動が押し寄せるヒューマン・ミステリーだ。主演を務めるのは、トム・ヒドルストン。共演にはキウェテル・イジョフォー、カレン・ギラン、ジェイコブ・トレンブレイ、マーク・ハミルらが揃った。
このほど、チャックことチャールズ・クランツのダンスシーンをまとめたスペシャル映像が公開された。映像では、ベンジャミン・パジャック演じる少年期のチャックから、トム・ヒドルストン演じる大人のチャックまで、39年の人生と共にあったダンスシーンが映し出されている。少年期のチャックが、キッチンに立つミア・サラ演じる祖母から、ワン・チャンによる楽曲にノッて「ほら一緒に踊ろう」と手を差し出されるシーンから始まる。プロムでダンスをしたキャット・マコイを演じるトリニティ・ジョー=リー・ブリスとのダンスや、スペンサー・デイヴィス・グループのヒット曲で踊る瑞々しいステップも必見だ。
併せて公開されたインタビューで、トム・ヒドルストンはダンスの裏側を熱く語った。チャックという男について「内面は自由で、炎とその命と、そして喜びに溢れていなければいけなかったんです。そんな『両面性』を特に意識しました」とし、ダンスシーンでは「エネルギーが伝播して『魔法の瞬間』が起きます」と明かした。振付は『ラ・ラ・ランド』のマンディ・ムーアが担当。共演したアナリース・バッソや、ドラム演奏のテイラー・ゴードンとのタッグにより、人生そのものを表す鮮烈なダンスが誕生した。
本作の宣伝アンバサダーを務める斎藤工は、このダンスシーンを「生きる喜びのような第2章」と表現する。
映画『サンキュー、チャック』は5月1日(金)新宿ピカデリーほか全国公開。トム・ヒドルストンへのインタビューは以下の通り。
トム・ヒドルストン インタビュー
Q:チャックの心情を表すようなダンスシーンが印象的でした。ダンスに込めた想いはなんですか?
1番重要だと思っていたのは、あの瞬間におけるチャックの「両面性」を表現することです。チャックは周りから見れば、ビジネスマンらしいスーツを着て、バッグを持って仕事に向かっている、何か特別なことがないような、ただの中年の柔和な男性会計士のように見えると思います。でも、ある何気ない午後に、ストリートパフォーマンスをしているドラマーの横を通る時、彼が子供の頃に持っていたもの、つまり、ダンスがほんとに好きだった頃の自由とエネルギーを思い出すんです。バッグを置いていきなり、爆発的に踊り始める。あの瞬間に彼の“生きる力”が爆発するんです。そして、その自由はもしかしたら、子供の頃よりもはるかに超えたエネルギーや、自由、生命力といったものを持って踊っていたと思います。彼の魂や、魂の深みというものが、身にまとったスーツから溢れ出し爆発的に表現される。それは喜びに溢れていて、ドラマーや一緒に踊るダンサー、周りで見ている観衆にもそのエネルギーが伝播して、「魔法の瞬間」が起きます。外見はある種平凡で静かだけれど、内面は自由で、炎とその命と、そして喜びに溢れていなければいけなかったんです。そんな「両面性」を特に意識しました。
Q:マンディ・ムーアとアナリース・バッソ、ドラムのテイラーゴードンとのタッグはいかがでしたか?印象的なエピソードがあったら教えてください。
素晴らしいシークエンスですよね。マンディは本当にもの凄く腕のいい振り付け師で、彼女がダンスシーンの振り付けをしてくれたんです。僕はマンディーとロンドンで集合して、アナリースとテイラーがロスの方で準備していたのですが、離れて練習をするのには限界があって、やっぱり一緒に同じ空間でやらなければいけなかったんです。当時、僕は父になったばっかりで、マンディやアナリースたちがみんな1週間ロンドンに来てくれたんです。そして、ダンスシーンを作るために、ロンドンのスタジオで1週間リハをやりました。9月の月曜日の朝でした。夏季休暇がちょうど終わった時期で、子供たちは学校に戻って、みんな仕事に戻っていく中、アナリースと私はそのダンスのスタジオで、朝の9時に空を飛んでるような感じだったんです。窓の外には、通勤してる人たちや、ロンドンのバスとかが見えて「僕たちの人生はこの人たちと全然違うんだ』って感じました。バスに乗ってる人たちからはダンススタジオが見えるらしくて、あの人たち何やってんのかなって思われたと思うけど、本当に楽しかったですね。
でも、挑戦でもありました。いろんなダンスが組み合わされていて、サルサもあるし、サンバもあるし、ポルカ、ボサノヴァもあって、ジーン・ケリーや、アステア、ロジャーズ、マイケルジャクソンたちのステップのオマージュもありました。
4日間撮影して、38テイク、途中からはできないので最初から最後まで全部やりました。監督がずっとカメラを動かしていて、ダンスを撮影する時に、昔のミュージカルみたいなカメラワークで撮ろうとしていて、それで時には私たちの周りをカメラが踊るように動いたり、あるいは間に入ってきたり、一緒に僕らと踊っているような感じで、8月のアラバマの暑い中、4日間ずっと頭からお尻までのテイクを撮りました。そして、スタッフがお昼へ行っても、食べてしまうとお腹いっぱいで踊れないので、アナリースと僕は食べる食欲も全くなくて。アナリースは足を氷のバケツに突っ込んで、僕は一生懸命背中を伸ばしていました。そして2人で目が合って「なんかほんとにダンサーみたいだな」って思ったことを覚えています。
Q:少年時代を演じたベンジャミン・パジャックのダンスを見て、どう感じましたか?彼は手の動きから顔の使い方までトムのダンスを取り入れたと話しています。
ベンジャミンはほんとにすごい才能ですよね。圧倒されました。オープンで、正直で、勇気があって、自由で。とにかく彼のもって恵まれた天性の才能を、とてもオープンな心と好奇心を持って表現する本当に生き生きとした男の子で、パフォーマンスも本当に秀逸でしたね。そして僕をほんとに見てたんだなって思いました。“チャック”としてのパフォーマンスが繋がっていくので、僕の動きを、僕自身全く意識してないところまで彼は模倣してくれたんです。ダンスの中で僕がやったちょっとした動きを自分のパフォーマンスに持ち込んでいて、若いチャックと大人のチャックを組み合わせてくれて、成熟した1人の職人技だという風に思いました。
あんなに若いのに、本当にスマートでそしてすごく才能がある。本当に美しいパフォーマンスでした。


