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新進クリエイターと劇場映画を作る新プロジェクト始動

劇場映画を手掛けるチャンス!
劇場映画を手掛けるチャンス!

 新たな才能発掘のため、東映ビデオ株式会社は新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の始動を発表した。

映画『百円の恋』フォトギャラリー

 応募によって選ばれた新進クリエイターとともに、劇場映画を作り上げていくという企画で、劇場映画企画コンペティション、選出企画へ製作出資、演技ワークショップ、クラウドファンディング、劇場公開という5つのプロセスに分けて進める。

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 本プロジェクトの旗振り役を務めるのは、『百円の恋』『犬猿』『アンダードッグ』(前編・後編)などを手掛けてきたプロデューサーの佐藤現。企画者の一人でもある佐藤は、「毎年、多くの自主映画が制作され、様々な映画祭、コンペティション等で優れた作品が発表されていますが、そこで喝さいを浴びたクリエイターが、その個性を保ちつつ商業映画に進出していくための門戸は、現状そんなに広くありません。本プロジェクトは、そんなクリエイターの皆さんが飛躍するためのネクストステップの場にしたい」とプロジェクトの意図を語った。さらに、「作品を生み出して届けるまでには多くの困難が待っているでしょう。だからこそ、作品が観客の心に届いた時の感慨はひとしおです。瑞々しい感性のほとばしる企画、脚本を、心待ちにしています」と呼び掛けた。

 特別審査員には、『百円の恋』『喜劇 愛妻物語』などで脚本家、映画監督、小説家としても活躍する足立紳が抜てきされた。自身が脚本を書いた『百円の恋』が、東映ビデオから映画化された経験を持つ足立は「作家性という言葉はなんだか面映ゆくてあまり使いたくないが、でも、それを大切にする以上に、それに惚れるものときっと出会いたいに違いない」と新しいクリエイターとの出会いに期待を込めた。

 記念すべき第1回の企画募集期間は6月24日から9月30日で、募集テーマは青春映画。募集要項の詳細は公式ホームページを確認の上、応募フォームより受け付けが可能となる。なお、受賞企画の発表は11月末を予定している。(今井優)

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