リドリー・スコット製作総指揮、映画『ドーナツキング』公開決定！ビジュアルも
リドリー・スコットが製作総指揮を務めたドキュメンタリー映画『The Donuts King（原題）』が『ドーナツキング』の邦題で、11月12日に公開されることが決定した。
本作は、2万5千店以上あるといわれるアメリカ国内のドーナツ店のうち、5千店舗があるカリフォルニア州でドーナツ店を経営し、“ドーナツ王”となったカンボジア系アメリカ人のテッド・ノイを追ったドキュメンタリー。無一文でカンボジアからアメリカに渡り、いかにしてドーナツ店経営でアメリカンドリームを掴んだのか、彼の半生が数奇なエピソードとともに描かれる。注目の女性監督アリス・グーがメガホンを取った。
製作総指揮を務めたリドリーは、その経緯について「テッド・ノイのような複雑なキャラクターに心惹かれるからです。彼は、何もないところから出発しビジネスの手腕と家族全員の勤勉さで、アメリカンドリームを成し遂げた人物。この作品は、我々が生きるこの時代に重要な意味を持つ映画と言えます。難民がチャンスを得たとき、何が起こるのかをこの映画は示してくれる。今こそ、この物語が語られるべき重要な時期なのです」と明かしている。
あわせて公開されたポスタービジュアルでは、アメリカンなカラフルなドーナツに囲まれたドーナツキングの姿がイラストで描かれており、「誰もが大好きなドーナツの 誰も知らない驚きの真実」という添えられたコピーからも、決して甘いだけでは終わらなさそうなストーリーを予感させる仕上がりとなっている。（高橋理久）
