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稲葉友、長編映画初主演!『恋い焦れ歌え』で闇へ墜ちる小学校教員に

デビュー11年で長編映画に初主演!
デビュー11年で長編映画に初主演! - (C) 2021「恋い焦れ歌え」製作委員会

 俳優・稲葉友が2022年春公開予定の映画『恋い焦れ歌え』で自身初となる長編映画の主演を務めることが明らかになった。稲葉にとって本作が初の長編映画主演となる。

稲葉友が教壇に!映画『恋い焦れ歌え』場面カット【写真】

 稲葉は2010年にドラマ「クローン ベイビー」で俳優デビューしたのち、特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」やドラマ「ひぐらしのなく頃に」「レンタル救世主」「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」、映画『春待つ僕ら』などに出演。今後も田中みな実主演の映画『ずっと独身でいるつもり?』などが控えるなど活躍を見せている。

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 稲葉が演じるのは、清廉潔白な小学校臨時教員の桐谷仁。正教員を目指して10年になり、同い年の妻との関係も良好。最近、川崎の中島小学校に臨時教師として赴任してきたが、生徒からのアンケート結果も上々で正規教員の道も見えてくるなど、プライベートも仕事も充実した日々を過ごしていた。だが、ある夜、恐ろしく絶望的な事件が彼を襲うことに。人生が一変した彼の前に謎の男が現れ、さらにそれをラップで表現するよう挑発する。仁は抱えた“トラウマ”を克服するためさまよい続けることになるが……。劇中ではラップとピアノを披露していることも見どころとなる。

 監督・原作・脚本を担当したのは映画『プリテンダーズ』(10月16日公開)やドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」などで知られる熊坂出。稲葉とは本作で初タッグとなる。ラップ監修を担当したのは「戦極 MC BATTLE」「フリースタイルダンジョン」で知られ、幅広い分野で活躍するハハノシキュウ。製作を『性の劇薬』などのフューチャーコミックスと『百円の恋』『アンダードッグ』で知られるスタジオブルーが務めている。(編集部・大内啓輔)

コメント

・稲葉友
脚本を初めて読んだ時、生々しく力強い物語に強烈に惹かれ、同時にこの作品の世界へ桐谷仁として飛び込む期待と怖さが膨らんでいきました。しかし熊坂監督やスタッフさんたち、共演する俳優部の皆さんとお会いしてコミュニケーションを取らせていただく中で、丸裸になり自分の全てを懸けて臨もうと思えました。絶望も希望も憎悪も愛も、真っ向から描いた作品です。是非とも映画館で目撃してください。

・熊坂出監督
稲葉友さんは、ある種の象徴として捉われかねない仁という役を、世界中の傷だらけになった人達に対して最大の誠実さを持って背負ってくださいました。この映画は、社会制度によって肥大化してしまった自尊心や「絶望的な出来事」によってひどく傷つけられた肉体や精神を、様々な力を借りて回復し、そして成熟に至ろうともがく人達の物語です。しかし、深刻は敵だという軽やかな態度で、人の心の深い場所に届く娯楽映画を目指して創作中です。どうぞお楽しみに。

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