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「オリバーな犬」最終話まさかの展開に騒然 放送後オダギリジョーがメッセージ

オダギリジョー(写真は2021年7月撮影)
オダギリジョー(写真は2021年7月撮影)

 オダギリジョーが脚本、演出、出演を務めるNHKドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」の最終話が1日に放送され、視聴者を煙に巻くような展開にSNS上では「斬新」「衝撃過ぎる」と騒然。放送後、ドラマの公式Instagramではオダギリが「3話が終わっていろいろご意見や感想があると思いますけど、ここにメッセージを送ってください。すべて目を通して、もしかしたら次に生かせるようなことにできればと思います」とメッセージを寄せている(※ネタバレあり。最終話の詳細に触れています)。

【写真】強烈!染谷将太演じる謎の男

 本作は、鑑識課警察犬係に所属する警察官・青葉一平(池松壮亮)が、相棒である警察犬オリバーと共に不可解な事件の数々に挑んでいく物語。シェパード犬のオリバーはなぜか主人公と視聴者にだけ、犬の着ぐるみ姿の「おじさん」に見える設定となっている。最終話では、拉致された一平の同僚・ユキナ(本田翼)の救出作戦がスタート。1、2話から続く、11年前に失踪し遺体が発見された少女(玉城ティナ)の謎が並行して描かれ、宗手(永山瑛太)率いる半グレ集団、若頭・龍門(松重豊)らヤクザ組織・関東明神会、警察が入り乱れる展開に。オリバーの父ルドルフの過去も明かされた。

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 豪華すぎるキャストが話題の本作は、冒頭から仲野太賀佐久間由衣が登場。果たして少女を殺害したのは誰なのか? 事件の背景に関東明神会をはじめ組織の関与もささやかれるこの壮大な事件の謎が、わずか3話で解決するのかと注目が集まっていたが、30分を過ぎても回収される気配がなく、オリバーの活躍(?)によりユキナの居場所が判明すると、半グレ集団VS関東明神会の決闘へとなだれ込む事態に。

 両組織の乱闘、アクションシーンが始まると思いきや……突如ラップバトルへと変わり、現場に駆け付けた警察たちも交えてのダンスシーンに。思いがけない展開に視聴者は「カオス!」と騒然。一平の「ちょっと何やってるんですか!」の声を合図に、一斉に警察が両組織の逮捕へ動き出した。

 驚きの展開はここで終わらず、死亡者が出たほか染谷将太演じる眉毛のつながった謎の男が登場。耳を切り落とされる男など、少女の事件を巡る意味深な映像の数々がたたみかけるように映し出され、謎を残すラストに視聴者はパニック状態に。

 途中、一平の「そろそろわからないとオンエアにはまらないので」といった自虐ネタや、一平の先輩・漆原(麻生久美子)のどんどん短くなっていく前髪、おもむろにペーパーナプキンでアートを作り出すフリーライターの溝口(永瀬正敏)など、シュールな小ネタもぎっしり。SNS上では「すごいものを見た」と余韻に浸る声や、続編を期待する声でにぎわっている。(編集部・石井百合子)

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