初代ゴーストバスターズも出席！シリーズ続編NYプレミア開催
現地時間15日、大人気SFコメディーの続編『ゴーストバスターズ／アフターライフ』のニューヨークプレミアが開催され、キャスト・スタッフ陣に加え、かつて初代ゴーストバスターズを演じたダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、ビル・マーレイらが登場した。イベントには、日本語吹替版の声優を務めるタレントの渡辺直美も出席した。
本作は、かつてニューヨークを救ったゴースト退治の専門家・ゴーストバスターズの孫世代の活躍を描くシリーズ最新作。前2作を手掛けたアイヴァン・ライトマン監督の息子で、『マイレージ、マイライフ』『JUNO／ジュノ』などの名作で知られるジェイソン・ライトマンが監督・脚本を務めた。
この日のプレミアは、1作目と2作目の舞台となったシリーズゆかりの地・ニューヨークで開催。レッドカーペットの敷かれたプレミア会場は、映画をイメージした装飾にECTO-1まで飾られ、すっかり『ゴーストバスターズ』仕様。周囲にはあのつなぎ姿のファンが集結し、キャスト陣が登場するたびに割れんばかりの拍手が起こった。
会場には、本作の主人公で初代ゴーストバスターズの孫・フィービー役を務めたマッケナ・グレイス、フィービーが通う学校の先生役を務めたポール・ラッドなどのキャスト陣に続き、かつてゴーストバスターズを演じた、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソンらが登場。2014年に亡くなったハロルド・ライミスさんを除く、“初代ゴーストバスターズ”のニューヨーク帰還に、大きな拍手が送られた。
エイクロイドは、日本のファンに向けて「この映画を絶対に気に入ってもらえると思う。映画の一番のメッセージは、大切な人と過ごす時間は長ければ長い方がいいし、大切にするべきだということだよ。僕も日本に『ゴーストバスターズ』の人気ぶりを確認しに行かないとね」とコメント。主演のマッケナも、日本の観客に「この映画は私にとってとても特別な作品で、参加できたことが本当にありがたいです。この映画を気に入ってもらえるといいなと思っています。みんな愛してる！ この映画を応援してくれてありがとう！」とメッセージを送った。
また、マーベルヒーロー・アントマン役で知られるポールは「日本のファンの方々も僕たちと同じように映画を楽しんでもらえることを願っているよ。皆で愛を持って作り上げた作品なんだ。（ジェイソン監督の父）アイヴァン・ライトマン監督がオリジナルを手掛け、まさに親子で作り上げた映画だ。本作には感動があり、子役たちの演技も素晴らしく、本当に楽しい作品なので皆さんにも気に入ってもらいたい。とくにミニ・マシュマロマンが素晴らしいから！」と本作の見どころを明かした。
そのミニ・マシュマロンやゴーストたちのラスボス役を日本語版で担当する渡辺は、マシュマロンをイメージしたドレスでレッドカーペットに登場。「イヤリングもマシュマロマンですが、これが大好評で、いろいろなメディアの方にイヤリングばかり撮られていました」と語ると、プレミアでいち早く鑑賞した本作について「最高！ まじですごかった！ 全員スタンディングオベーションで、『ゴーストバスターズ／アフターライフ』すごいですよ」と大興奮の様子。「映像の迫力が本当にすごいのはもちろんですがめっちゃ面白い！ 笑いどころが満載ですし、途中ハラハラしすぎて息ができなかったです」と感想を述べている。本作の日本語版には、フィービーの兄トレヴァー役で梶裕貴も参加する。
そして、シリーズの生みの親の一人であるアイヴァン監督は、「息子から今回のストーリーを聞いて最初は驚いたけれどとても気に入って泣いてしまったんだ。彼と一緒に仕事ができて嬉しかったよ。本作は家族の話だけれど、作っているのも家族だね」としみじみ。「最初の映画が日本でヒットして、その時に生まれて初めて日本に行って大好きになった。長年にわたって我々と『ゴーストバスターズ』の映画を応援してくれて本当にありがとう！」と日本への感謝を伝えた。
本作は、母と兄の3人で、祖父が遺した屋敷のある田舎町へと引っ越してきた主人公フィービーが、隠されていた地下研究室で謎のハイテク装備を発見。祖父がかつてゴーストバスターズの一員だったことを知ったフィービーはやがて、30年にわたり原因不明の地震が頻発する町で起こる、大事件に巻き込まれていく。本作についてジェイソン監督は「本作は家族の物語。次世代にバトンや、プロトンパックを渡す物語なんだ」と語っている。（編集部・入倉功一）
映画『ゴーストバスターズ／アフターライフ』は2022年2月4日より日本公開
