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生田斗真『土竜の唄』で俳優人生が変わった!「役者として羽ばたいていけたら」

高橋のぼる画のイラストをプレゼントされた生田斗真
高橋のぼる画のイラストをプレゼントされた生田斗真

 俳優の生田斗真が2日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『土竜の唄 FINAL』の公開記念舞台あいさつに来場、これまで三作演じてきた菊川玲二という役について「僕の俳優人生を変えてくれた」としみじみ語った。

強烈ビジュアルの新キャラも『土竜の唄 FINAL』場面写真

 本作は、高橋のぼるの人気コミックを実写映画化した人気シリーズの3作目にして完結作。“海上の楽園”こと超豪華客船を舞台に、警察をクビとなり潜入捜査官(通称:モグラ)に任命された菊川玲二(生田)が、取引額6,000億円の麻薬密輸阻止に挑む姿が描かれる。この日は原作者の高橋も姿を見せた。

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 これまでは完結編という実感がなかったという生田だが、「だんだん菊川玲二というキャラクターが、自分のものから、お客さまのものとなって。ファイナルの実感が徐々に沸いてきた」としみじみ。さらに「映画をご覧になった方から『ファイナルと言っても、ファイナル2があるんじゃないの?』と言われて、淡い期待を持つ自分もいますが、全身全霊で挑んだので、大きなスクリーンで観てほしい」と語る。

 高橋も「笑えますし、元気になれるいい映画だと思います。斗真くんの顔を8年くらい見てきましたが、笑顔の時にいいシワができるようになって。とてもいい顔になったなと。そこが僕のベストシーンですね」としみじみ付け加えた。

 この日のイベント中、高橋から「部屋にはどんな絵を飾っていますか?」と質問された生田。「2つ飾ってあって、1つはとんねるずの木梨さんが描いてくださった絵。もう1つは高校の同級生で尾上松也という歌舞伎役者がいるのですが、30歳のプレゼントに(松也の)押隈が欲しいと言って、それを飾っています」と返答。そんな生田に、サプライズで高橋直筆のイラストがプレゼントされることに。生田は「以前、高橋先生から(マンガの)玲二の絵をプレゼントしてもらったことはあったのですが、僕が演じる玲二を描いていただくことがなかったので、とてもうれしいです。これはもう玄関に飾っちゃおうかな」と感激の表情を浮かべた。

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 そんな生田は『土竜の唄』について「僕の俳優人生を変えてくれた役。玲二に男にしてもらった」と改めて感じたという。「今回、ファイナルを迎えるということで、僕自身も俳優として一人の人間として新たな段階に入っていかないといけないなと思いました。なかなか玲二と別れるのは寂しいですが、ここでキッチリとさよならを言って、役者として羽ばたいていけたらと思いました。いい作品に出会えて幸せでした」と語った。

 また、この日は観客からの質問に答えるティーチインも行われた。そのなかで、主題歌である関ジャニ∞の「稲妻ブルース」について話題が及ぶと、生田は第1作から3作連続で主題歌を担当した関ジャニ∞について「エンドロールで彼らの曲が流れて、これまでのダイジェスト映像が流れてきたときに本当にグッときて。いろんな歴史を経て、この映画が完結したんだなと思いました」と語る。「関ジャニ∞と過ごした時間というのはバディ感というか、相棒感がすごくあって。続けてきてよかったなと思いますし、友人や仲間など、まわりに支えてくれる人がいて、今の自分がいるなと思いました」としみじみと思いを口にした。

 最後に、大勢の観客を前にして「こうして映画の舞台あいさつで、お客さまの声を聞きながらやりとりするのは久しぶりだったので、なかなかグッときて。忘れられない大切な日になりました。まだまだ映画は公開中なので、映画を観てたくさん笑って、免疫力を上げて、寒い冬、年末年始を元気に乗り越えていただけたら。また元気に会えることを楽しみにしています」と観客にメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)

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