「べらぼう」最終回、まさかのオチに大反響!粋な演出に感涙

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の最終回(第48回)が14日に15分拡大で放送され、SNSは粋な演出による“べらぼう”なエンディングに感涙する声にあふれた(※ネタバレあり。最終回の詳細に触れています)。
最終回・第48回のサブタイトルは「蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」。店を再開した蔦重(横浜流星)は、写楽絵を出し続け、更にその後、新たに和学の分野に手を広げたり、本屋として精力的に動いていた。しかし、ある日、蔦重は脚気の病に倒れてしまう。てい(橋本愛)や喜多川歌麿(染谷将太)たちが心配する中、病をおして北尾政演(古川雄大)や北尾重政(橋本淳)、大田南畝(桐谷健太)、朋誠堂喜三二(尾美としのり)ら仲間とともに作品を作り、書を以って世を耕し続ける。そして蔦重は、ある夜、不思議な夢をみる。
冒頭は阿波へと送られた一橋治済(生田斗真)がしぶとく逃走のすえ、衝撃的な最期を遂げる場面からスタート。「まさに天罰」「なんという最期」とざわついたのち、太陽のように明るかった蔦重は脚気に倒れ、余命僅かであることが発覚。しかし、蔦重は隠居することなくなじみの絵師や戯作者たちを集めて最後に一花咲かすべく奔走。余命僅かであることをネタにして妻てい(橋本愛)をあきれさせる商売人魂を発揮し、亡き平賀源内(安田顕)が残した「書を以って世を耕す」を貫いた。
死の間際には、拍子木の音が鳴るのと同時に九郎助稲荷(綾瀬はるか)が巫女の姿で夢枕に立ち、「ご対面!」「お稲荷様まで!」「やっぱりキター!」「お迎え予告w」「ナレがお迎えw」「お稲荷さんがお迎えに来てくれるの?」「死神…」と驚きの声。九郎助稲荷は、かつて明和の大火で蔦重に救われた礼を述べると同時に有無を言わさず死をお告げ。妻ていとの長い対話シーンで視聴者の涙を誘いつつ、“フィナーレ”へと向かった。
蔦重の最期はいかにも作品らしいもので、蔦重を愛した仲間たちが一堂に集結。午の刻を知らせる鐘が鳴るのと同時に蔦重は一度「皆様…誠にありがた山のかんが…(らす)」と言い残して事切れるも、大田南畝の「呼び戻すぞ…蔦重…俺たちは屁だ!」の合図と共に一斉に屁踊りを開始。その先に待ち構えていた驚きのオチに「みんな来た…」「この演出は泣くわ」「屁で号泣してる」「屁で送られる蔦重」「ボロ泣きしてる」「屁で呼び戻されたwww」「涙返して笑」「悲しいシーンのはずなのに」「オチwwww」「素晴らしいオチ!」「斬新な終わり方」「見事な畳み方」「粋な終わり方だった」「お見事」「べらぼうな終わり方だねえ」「べらぼうな最終回だった」と大興奮。笑いあり涙ありのエンディングに「1年間お疲れさまでした」「ありがとう」と感謝の声が後を絶たない。
ちなみに治済の場面では「変わった髷の男が佇んでいた」との家臣の証言があり、見覚えのある男の後ろ姿が映し出されたが亡き平賀源内と推測する声が多く、雷に源内が発明したエレキテルを連想する声などさまざまな考察が展開されている。
なお、総集編が12月29日、NHK総合・BSP4K 午後0:15~4:03(※途中ニュース中断あり)で放送される。(石川友里恵)


