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海外の映画界で活躍するには?『世界で戦うフィルムたち』公開決定

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『世界で戦うフィルムたち』2022年冬全国公開
『世界で戦うフィルムたち』2022年冬全国公開

 海外での活躍を模索し続ける一人の若手映画監督・亀山睦実が、寺島しのぶ清水崇ら日本を代表する役者、映画監督にインタビューを行ったドキュメンタリー映画『世界で戦うフィルムたち』が、2022年冬に全国公開されることが決まった。

 『世界で戦うフィルムたち』は、亀山の監督作『12ヶ月のカイ』の海外映画祭への参加記録を主軸に、海外で活躍する日本の俳優や監督らに亀山がインタビューした映像などが収められたドキュメンタリー。日本だけでなく海外の映画界で活躍するためにはどうすれば良いかをテーマに、約20日間の現地取材や多くのインタビューを実施した。

 インタビューに登場するのは、寺島しのぶ、祐真キキ北村龍平監督、清水崇監督、深田晃司監督、片山慎三監督ら。亀山監督は「覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことが出来ました。皆一様に、『面白い映画を作りたい』と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています」と語り、プロデューサーを務めた浦野大輔は「“1億人から70億人を視聴者に映画を作る”ことを意識しなければ、未来は明るくないと感じています。果たしてどんなものが面白いと思ってもらえるのか? 言語も文化も違う世界にまずは飛び込まないと何も見えてきません。この映画をきっかけに対話がうまれ、あらゆることが浮き彫りになっていくことを期待しております」とコメントしている。亀山監督のコメント全文は以下の通り。(清水一)

■亀山睦実監督<コメント全文>
このコロナ禍にたった1人で、言葉も通じない海の向こうへ飛び出す。正気の沙汰ではないと自分でも思いました。けれどもそうしなければ、『12ヶ月のカイ』に関わった皆の努力が報われないどころか、自らのキャリアさえも捨てることになってしまう。海を渡るか、映画をやめるか、背水の陣でした。覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことが出来ました。皆一様に、「面白い映画を作りたい」と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています。彼らが、そして私たちが諦めず挑戦し続ける限り、未来を切り開くヒントは必ず見つかると私は確信しています。

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