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仮面ライダーからウルトラマンへ 中村優一、特撮は人生の原点

「ウルトラマン」出演は即決!- トキオカ新隊長を演じた中村優一
「ウルトラマン」出演は即決!- トキオカ新隊長を演じた中村優一

 特撮ドラマ「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」完結編となる長編新作映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』に出演した俳優の中村優一。「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」(2005~2006)や「仮面ライダー電王」(2007~2008)など長年ヒーローを演じている中村が、改めて特撮の魅力や、夢にも思わなかったというウルトラマンシリーズ出演について語った。

【動画】中村優一、「電王」15周年当日にウルトラマンを語る

特撮に支えられている人生

 「仮面ライダー響鬼」の桐矢京介役から17年、「仮面ライダー電王」の桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス役から15年が経過した中村は、縁が深い特撮について「やっぱり原点と言うのが一番ですね」としみじみ。「俳優人生はもちろん、自分の人生もすごく特撮に支えられているといいますか、人生におけるヒーローなんですよね」と目を輝かせる。

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 改めて特撮の魅力を聞いてみると、中村は「一言でいうと、ワクワクするところ。特撮は観ていてすごく楽しい。楽しいということが一番だと思うんですよね」と回答した。「特撮は日本の歴史でもあったりしますし、自分が生まれる前にウルトラマンは誕生して、生まれた頃にはウルトラマンというワードは当たり前のように存在しています。その歴史を作ること自体が本当にすごいことだと思います」

 新型コロナウイルスが日本でも蔓延し始めた2020年、中村は未知のウイルスに怯える子供たちを元気づけようと「電王」の侑斗にふんして、「#ヒーローが子供達を元気にする」とツイート。中村の投稿に続く形で、多くの特撮俳優がSNSを通して子供たちに勇気と希望を与えた。作品の世界を飛び越えてキャラクターに成り切ることに悩んだこともあったそうだが、「何か子供たちの役に立ちたい」という強い気持ちが彼を動かした。「色んな方々が賛同してくださって、素直に嬉しかったですね。共感して、一緒にやってくれた皆さんには本当に感謝しています」

目指したのは「隊員とフランクに喋れる新隊長」

巨大な武器で戦うトキオカ(中央) - (C) 円谷プロ (C) ウルトラマントリガー特別編製作委員会

 「ウルトラマントリガー」テレビシリーズ最終話から2年後を描く『ウルトラマントリガー エピソードZ』で中村は、GUTS-SELECTの新隊長トキオカ リュウイチを演じた。ウルトラマンシリーズに出演することを全く予想していなかった中村は、「マネージャーさんから連絡が来た時に、すぐに『出たいです!』と返しました」とオファーを快諾したそうで、「12月に(出演が)発表されるのを楽しみにしていました。別の仕事現場でも『ウルトラマンに出るの?』と驚かれました」と振り返る。

 トキオカは、テレビシリーズでGUTS-SELECTを指揮した元隊長タツミ セイヤとは真逆の人間で、物腰が柔らかく隊員とも対等に接する優しい隊長だ。「撮影が始まる前に、監督とお話をしていて、タツミ隊長とキャラクターを変えた人物にしたいと言われました」と語る中村は、「GUTS-SELECTのメンバーに対して腰を低くして『お疲れ様でした』と言ったり、フランクに喋れるような隊長にしたかったです。イメージとして、(主人公)マナカ ケンゴに近いような笑顔を見せられたらいいなとは言われました」と目指した新隊長像を明かす。

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 劇中では隊員服を着用して、巨大なガジェットを担いで戦闘に参加するなど、ウルトラマンシリーズならではの体験も味わった。「(武器が)自分の身長ぐらいの大きさだったのですが、この武器を持って戦えるんだというワクワク感もあって、すごく楽しかったですね。あんなに大きな武器は『仮面ライダー』でも使ってないですし、変身前で武器を持つこともないので、『ウルトラマン』でしか味わえない体験でした。GUTS-SELECTの隊員服を着た時も本当に嬉しかったですし、隊員服を着ることによって『ウルトラマンに出られるんだ! 自分が隊長なんだ!』という実感が湧きました」

自分が必要とされるなら、これからも挑戦し続ける

中村優一、「電王」15周年当日にウルトラマンの取材は「不思議です(笑)」

 主演の寺坂頼我(マナカ ケンゴ役)は「とにかくキラキラしていて爽やかで、役どおり笑顔が素敵な方でした」と振り返った中村。「座長としてみんなを引っ張っていくという気持ちをお芝居で出していたりするところを見ていたら、自分ももっと頑張らなきゃいけないなって思えたし、『ウルトラマントリガー』の主役だっていう感じがすごくしました」と新時代の特撮ヒーロー俳優から刺激を受けたという。

 10代、20代、30代と特撮と共に歩んできた中村。「本当にご縁だと思っています。自分が必要とされるなら、これからもどんどん挑戦していきたいです」と更なる飛躍を誓い、「俳優として、いろんな作品に出演することも目標といいますか、特撮に限らず一つ一つの作品を必死に頑張れたらと思っています」と決意を新たにした。

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 奇しくも、取材日は「仮面ライダー電王」放送から丸15年の当日。「『電王』15周年の日に『ウルトラマントリガー』の取材を受けているのが不思議です(笑)」と笑みをこぼした中村は、「もう15年も経ったんだなっていうのが率直な感想です。桜井侑斗を演じる機会がたくさんあったので、ずっと終わってない気がしていて。もう15年かと思いながら、今朝その時間を噛みしめていました」と感慨深げな表情を見せていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

『ウルトラマントリガー エピソードZ』は3月18日よりウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」でオンライン独占配信 全国の劇場でも同時公開

中村優一、電王15周年の日にウルトラマンの取材で…映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』インタビュー » 動画の詳細
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