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ブレンダン・フレイザー、『ハムナプトラ』第4弾に前向き

『ザ・ホエール(原題)』で第79回ベネチア国際映画祭に出席した際のブレンダン・フレイザー
『ザ・ホエール(原題)』で第79回ベネチア国際映画祭に出席した際のブレンダン・フレイザー - Andreas Rentz / Getty Images

 ブレンダン・フレイザーは、自身をトップスターの座に押し上げた映画『ハムナプトラ』シリーズに帰還することに前向きだという。

【画像】ブレンダンの『ハムナプトラ』時代から現在まで

 1999年から始まったブレンダン主演の『ハムナプトラ』シリーズは、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008)まで3作が制作されている。ブレンダンはその後、ハリウッドの表舞台から遠ざかることになったが、その原因はゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会の元会長フィリップ・バークからセクハラされてウツ状態になったことや、体調の悪化、結婚生活の破綻などだったと2018年に米GQ誌に明かしていた。

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 そんな彼のカムバック作『ザ・ホエール(原題) / The Whale』(ダーレン・アロノフスキー監督)は好評で、体重272キロの主人公を演じたブレンダンはアカデミー賞主演男優賞有力候補とみなされている。見事に復活を遂げたブレンダンは『ハムナプトラ』第4弾の可能性についてVarietyに聞かれると、「それがどういう風に進むのか僕にはわからない。だけど、もし誰かが正しいアイデアを思い付いたら、僕は受け入れるよ」と前向きな姿勢を見せた。

 第47回トロント国際映画祭では『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』で共演したミシェル・ヨーとハグする“再会ショット”も大きな話題になっており、ファンの『ハムナプトラ』熱は高まってきているといえるかもしれない。

 ユニバーサル・ピクチャーズは2017年、ブレンダン主演の『ハムナプトラ』第4弾ではなく、『ミイラ再生』(1932)の新たなリブート作としてトム・クルーズ主演映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を発表したが、批評的にも興行的にも失敗に終わった。ブレンダンは同作について、「あれは作るのが難しいシリーズなんだ。僕たちの映画にあって、新しい映画になかったのは、楽しさ。それが欠けていたね。正統派なホラー映画になり過ぎていた。あのシリーズはスリル満点であるべきだけど、恐ろしかったり怖かったりするべきじゃないんだ」と評していた。(編集部・市川遥)

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