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「鎌倉殿の13人」和田義盛の“髭リボン”に泣き笑い

第40回「罠と罠」より和田義盛(横田栄司)
第40回「罠と罠」より和田義盛(横田栄司) - (C)NHK

 「あのお方を嫌いな人なんていませんよ!」。そうトキューサ(時房/瀬戸康史)を言わしめた和田義盛(横田栄司)。23日に放送された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第40回「罠と罠」では、後鳥羽上皇(尾上松也)が鎌倉に仕掛けた罠をきっかけに義盛が追い詰められていく姿が描かれ、「和田義盛」がTwitter上位にトレンド入り。「ヤダヤダヤダ!」「許してあげて!」と悲痛の声が相次いだ(※ネタバレあり。40回の詳細に触れています)。

【画像】源実朝&和田義盛のほっこり名場面集

 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗旬)が武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。このところ源実朝(柿澤勇人)をも押さえつけて鎌倉の政を手中に収め、「完全に闇落ちした」と視聴者を震え上がらせている義時。40回では、かねてから御家人の間で人気のある義盛を警戒していた義時、大江広元(栗原英雄)が、いよいよ和田を滅ぼすべく画策。かつて頼朝(大泉洋)が「最も頼りになる者が最も恐ろしい」との理由で上総広常(佐藤浩市)を無残に討伐したように、和田を滅ぼす大義名分を得るべく周到に罠を張り巡らせていった。

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義時と義盛

 きっかけは、後鳥羽上皇が「北条に灸をすえてやる」と閑院内裏の修復を鎌倉に命じたこと。案の定、理不尽な負担に不満を募らせる御家人たちが義盛のもとに集まり、義時はそれが面白くない。そんな時、北条を討ち滅ぼそうと焚きつける泉親衡という謎の人物が暗躍している噂をききつけ、焚きつけられた人物の中に和田の身内がいたことから義時はこれを好機ととらえた。

 とりわけ注目を浴びたのは何としてでも義盛を救いたい実朝と、義盛が密会する場面。義時に挑発され戦を起こそうとする義盛。実朝は義盛の手を取り懇願するかのように、義時には自分が目を光らせるからと「お前を死なせたくない」「いつまでもそばにいてくれ」「和田義盛は鎌倉一の忠臣だ」と必死の説得。本来、泣けるシーンになるはずが義盛は人目を憚らねばならなかったため政子(小池栄子)からの“秘策”として女装していた。髭にリボンまでつけられていたため、2人の絆が「尊すぎる」など感動の一方で「泣いていいのか笑っていいのかわからない」「髭リボンのせいで集中できないw」とやや忙しいシーンとなった。

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 実朝の仲裁で鎮まったかのように思えた事態だが、時すでに遅し。父・義盛の身を案じる息子たちが着々と戦の準備を整え、来週のサブタイトルは「義盛、お前に罪はない」と不穏そのもの。久々に再登場した歩き巫女(大竹しのぶ)の「鎌倉が火の海になる」「由比ヶ浜に髭面の首が並ぶ」という恐ろしい予言のほか、北条と和田の間で様子を窺う三浦義村(山本耕史)の熾烈な駆け引きの行方にも期待が高まる。(編集部・石井百合子)

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