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稲垣吾郎、今泉力哉監督との念願のタッグ実現に「俳優として最高の体験」

第35回東京国際映画祭

稲垣吾郎
稲垣吾郎

 稲垣吾郎が26日、都内で開催中の第35回東京国際映画祭で上映される映画『窓辺にて』の舞台あいさつに、本作のメガホンをとった今泉力哉監督とともに登壇。稲垣は4年前に出会い、その後に対談なども経て実現したという今泉監督との念願のタッグを振り返り、その喜びを語った。

【動画】映画『窓辺にて』予告編

 第35回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されている本作。妻の浮気を知りながらも、何も言い出せないフリーライターの市川茂巳(稲垣)が、自身に芽生えたある感情に悩む姿を描いたラブストーリー。稲垣と今泉監督は4年前の2018年、東京国際映画祭の会場で出会い、それが縁でこの作品でのタッグが実現したという。

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 稲垣は監督と出会った4年前を振り返り、「僕はもともと今泉監督の映画のファンだったので(映画祭で)お会いできて本当によかった。その後に雑誌の取材で対談をして、お話しをさせてもらって、その時にはすでに監督の中にこの映画のお話があったみたいです」と監督との交流を紹介する。

 今泉も「稲垣さんが映画を紹介するコーナーを持っていて、コロナの時の対談だったんです。僕はすでに、プロデューサーから稲垣さんで(この映画を)撮るという話をいただいている状態だったんです。稲垣さんは知らない状態だったんですけど、対談中、稲垣さんから『僕で映画を作るならどんな役や内容になりますか』と聞かれて。こっちはそれを考えているところなんで、なんて答えようかって……(笑)」と回顧する。

 その後、稲垣は本作のオファーを受けて、今泉監督から台本を受け取ったという。その台本について「もらった台本は今泉監督らしい脚本だなって思いました。監督はオリジナル作品から原作ものまで脚本されるんですけど、今泉さんが生み出した言葉だなというのがセリフにもあって、僕をイメージして脚本を書いてくださったなというのも伝わったので、撮影が楽しみだなと思いました」と好印象を抱いたとのこと。

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 役づくりに関しては「ここまで役づくりしない役もないというくらい」と明かすと「僕が言いそうな言葉、僕が思っていることを監督が見透かしているみたいな感じで、自然に佇んでいれば茂巳として存在できるって思った」と自然体での演技を心がけたとのこと。「芝居をしすぎない、自然な感じで、おしゃべりをするような、今泉組のお芝居のスタイルに自分をチューニングしていくような感じでした。俳優として最高の体験でした」と充実の表情で話す。

 稲垣は本作の主人公の様々な境遇の中口にするセリフなどについても「理解できる」と共感したといい、「自分も幸せになりたい、でも、愛する人も幸せになってもらいたいっていう、自分が言うのもなんですけど、登場人物が本当にチャーミングで可愛らしく感じられる作品だと思いました」と感想を述べた。

 コンペティション部門には3本の日本を含む15作品がラインナップ。日本作品としては本作とともに、鈴木亮平宮沢氷魚が共演した『エゴイスト』(松永大司監督、2023年2月10日公開)、山田杏奈が主演した『山女』(福永壮志監督、2023年公開予定)が選出されている。(取材・文:名鹿祥史)

映画『窓辺にて』は11月4日より全国公開

『窓辺にて』60秒 予告編 11/4(金)全国ロードショー! » 動画の詳細
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