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『インディ・ジョーンズ』元子役、公開38年後も続くスピルバーグとの交流

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映画界で着実にキャリアを積んできたキー・ホイ・クァン(2022年撮影)
映画界で着実にキャリアを積んできたキー・ホイ・クァン(2022年撮影) - Ernesto Ruscio / Getty Images

 大ヒットアドベンチャー映画の第2弾『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)で、ハリソン・フォード演じる主人公インディ・ジョーンズの相棒、ショートを演じた俳優のキー・ホイ・クァンが、メガホンを取ったスティーヴン・スピルバーグ監督との、現在まで続く交流を The Guardian に語っている。

【画像】37年前!『グーニーズ』キャストの子役時代

 1971年生まれでベトナム・サイゴン出身のクァンは、1975年のサイゴン陥落に伴い、家族で香港を経てアメリカへ渡り、スピルバーグ監督に見出されて『魔宮の伝説』でデビュー。人気子役として日本をはじめアジア圏でも活動した。

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 映画の公開から38年が経過し、50歳をすぎたクァンだが、スピルバーグ監督からは、今もクリスマスギフトが届くといい「彼は僕に初めて仕事をくれた人で、何年経っても僕のことを忘れないでいてくれるんです」とコメント。『魔宮の伝説』の後、クァンはスピルバーグ監督が製作総指揮を務めた大ヒットアドベンチャー『グーニーズ』(1985)にも出演。発明好きの少年データ役でも人気を博し「僕が助けを必要としている時、彼はいつもそこにいてくれました」と監督との関係を振り返った。

 『グーニーズ』の共演者たちとの関係も続いており、特に、現在は法律事務所を経営するチャンク役のジェフ・B・コーエンは、クァンの芸能関係の弁護士も担当しているという。「滅多に会うことはなくても、私たちは家族同然です。永遠の兄弟ですから」

 子役として活躍した後、クァンは映画制作に興味を持ち、大学で映画学部に進学。卒業後は、アクション監督のコリー・ユンから『X-メン』(2000)の撮影に誘われたことをきっかけにスタントコーディネーターを務め、ウォン・カーウァイ監督の下でも働くなど、裏方として映画に関わっていた。近年は俳優業に復帰し、ミシェル・ヨーと共演した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(原題) / Everything Everywhere All at Once』はアメリカでスマッシュヒット。ディズニープラスのマーベルドラマ「ロキ」シーズン2への出演が発表されるなど、再び話題を呼んでいる。

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 またクァンは、「ロキ」への出演が発表された、今年9月開催のディズニーファンイベント「D23 Expo 2022」で、ハリソンとも再会。 New York Times のリポーター、カイル・ブキャナンの取材で当時を振り返り「考えていたのは『彼は僕のことがわかるだろうか?』ということだった。最後に会った時、僕はほんの小さな子供だったから。もっと近づいたら彼がこっちを向いて、僕を指さし、あの有名な不機嫌そうな顔をした。僕は『なんてこった。彼は多分、僕のことをファンの一人だと思って、近くに来るなと言うに違いない』と思っていたら、彼はそのまま『ショート・ラウンドか?』と言った。その瞬間、僕は1984年の子供時代に戻っていた。『そうだよ、インディ』と言ったら、彼は『おいで』と言ってギュッと抱きしめてくれたんだ」と明かしている。(編集部・入倉功一)

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