コカインを食ったクマが暴れ狂う！実話ベースの衝撃作『コカイン・ベアー』予告編が公開
実際の出来事から着想を得たという、コカインを食べて凶暴化したクマが起こす騒動を描く新作映画『コカイン・ベアー（原題） / Cocaine Bear』の予告編が、米ユニバーサル・ピクチャーズのYouTubeチャンネルで公開された。
本作は、ジョージア州の森を舞台に、麻薬密売業者の飛行機から投棄されたコカインを摂取した体重500ポンド（約227キログラム）を誇るクマが、警察官に犯罪者、観光客、ティーンの若者たちを標的に大暴れするダークコメディー。予告編では、血とコカインに飢えたクマが大暴れ。ハイになったクマの仕草が時に笑いを誘う、シュールな映像に仕上がっている。
一見するとトンデモ設定の本作だが、ベースとなったのは実際の事件。Varietyによると、1985年9月、アンドリュー・ソーントンという麻薬密売業者が、ジョージア州北部でコカインの入ったバッグを投棄。それから3か月後、約40個の開封済みプラスチック容器の隣で、薬物の過剰摂取により死亡したと見られるツキノワグマが捜査員によって発見された。ソーントンは、大量のコカインを体に巻き付けて過積載の飛行機から飛び降りた際、パラシュートの不備によって死亡。このクマは剥製にされ、ケンタッキー州の土産物屋に置かれているという。
『チャーリーズ・エンジェル』（2019）、『ピッチ・パーフェクト2』（2015）を監督した女優のエリザベス・バンクスがメガホンを取り、『スパイダーマン：スパイダーバース』（2018）のフィル・ロードとクリストファー・ミラーのコンビがプロデュース。ケリー・ラッセルや『ストレイト・アウタ・コンプトン』（2015）のオシェア・ジャクソン・Jr、『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』（2018）のオールデン・エアエンライク、さらに今年5月に亡くなったレイ・リオッタさんなど人気俳優が出演する。2023年2月24日全米公開予定。（編集部・入倉功一）
