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32歳で急死したパルムドール受賞作のヒロイン、死因が判明

ご冥福をお祈りいたします - 今年のカンヌ映画祭でのチャールビ・ディーンさん
ご冥福をお祈りいたします - 今年のカンヌ映画祭でのチャールビ・ディーンさん - Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images

 今年5月のカンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルムドールを受賞した映画『逆転のトライアングル』でヒロインを務めるも、8月に32歳の若さで急死したチャールビ・ディーンさんの死因が判明した。

【画像】美しかった…モデルで女優のチャールビ・ディーンさん

 ニューヨーク市検視局がPeople.comなどに語ったところによると、死因は細菌性敗血症だったとのこと。今回の敗血症は、無脾症(脾臓がないこと)の合併症だ。ディーンさんは2009年、南アフリカ・ケープタウンでひどい交通事故に遭って脾臓(体の中に入った細菌などと闘う抗体などを作る臓器)を摘出しており、そんな中、犬や猫の口の中に存在する細菌カプノサイトファーガにさらされてしまったのだという。

 ディーンさんは南アフリカ出身のモデルで女優。DCコミックスを基にしたテレビドラマ「ブラックライトニング」などに出演したほか、スウェーデンの鬼才リューベン・オストルンド監督作『逆転のトライアングル』でヒロインを務めて脚光を浴びた。同作は超富裕層向けのクルーズが沈没し、無人島に閉じ込められた金持ちとクルーたちの姿を描く風刺コメディー。ディーンさんは、インフルエンサーのモデルカップルを『キングスマン:ファースト・エージェント』のハリス・ディキンソンと共に演じていた。(編集部・市川遥)

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