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高橋一生、子供扱いしない岸辺露伴に共感 「岸辺露伴は動かない」ジャンケン小僧回の裏側

高橋一生
高橋一生 - (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 (C)NHK・PICS

 荒木飛呂彦原作・高橋一生主演の実写ドラマ「岸辺露伴は動かない」(NHK総合、各午後10時~10時54分)の8話「ジャンケン小僧」が27日に放送される。本エピソードで描かれるのは、高橋演じる特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴と、露伴のファンで執拗にジャンケン勝負を迫る少年とのバトル。高橋は、その“ジャンケン小僧”こと大柳賢を演じる子役・柊木陽太との共演を振り返り、「子供だからといって大目に見ない」露伴に大いに共感したという。

【画像】ジャンケンシーン

 本シリーズは、荒木の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第4部「ダイヤモンドは砕けない」とスピンオフ漫画「岸辺露伴は動かない」に登場する漫画家の岸辺露伴を主人公にしたストーリー。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な能力“ヘブンズ・ドアー”を持つ露伴(高橋一生)が、編集者の泉京香(飯豊まりえ)を相棒に、奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かっていく。2020年末の第1期、2021年末の2期に続く3期では、今年3月に刊行された「JOJO magazine」に荒木が描き下ろした「ホットサマー・マーサ」、そして「ジョジョの奇妙な冒険」のエピソードを原作とした「ジャンケン小僧」の2話構成。「ジャンケン小僧」は、高橋がかねてから実写化を望んでいたエピソードでもある。

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 「『ジャンケン小僧』では、ある意味“子供だから”という意識を一切排除したお芝居の仕方をしていると思います。子供だからしょうがない、子供だから大目に見るという感覚が、露伴には一切ない。僕はその露伴の感覚にとても賛成で。露伴が1期、2期で子供にサインを求められたりするときも対等に見ていましたが、それってなかなかできそうでできないことだと思うんです。それは露伴から学べたところでもあります」

第8話「ジャンケン小僧」より

 その“ジャンケン小僧”を演じるのは、月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」の主人公・久能整の少年期や、「PICU 小児集中治療室」で重病に侵された患者役などで注目を浴びる11歳の柊木陽太だ。高橋は、今を時めく人気子役との共演を「とても大人っぽい方でしたし、お芝居に対して自分のこだわり、ビジョン、お芝居の仕方、質感みたいなものを把握されているんだなと思いました。なので心理戦が繰り広げられている感じは出せたんじゃないかと思います」と振り返り、共演者とのポリシーも明かす。

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 「基本的に共演者の方とは事前にお芝居の話をしない方です。それを言った時点である意味気を使わせてしまうことになると考えているので。お芝居の中でキャッチボールできるといいなと思っていて、それは柊木さんに対しても同じで、柊木さんが出されるものを受けてお芝居をしたいと心がけつつ、やらせていただきました」

 「ジャンケン小僧」の見どころについて、「初動から(勝負に)全力で当たる露伴」だと語る高橋。「露伴が最初から圧をかけるんです。心理戦として、“これやったら崖っぷちなんだけど、おまえ崖っぷちってわかってる?”と。人は誰でも背に腹変えられない状況になったらそうなると思いますが、それを最初から初動で出せる露伴はとても素敵だなと思いました。露伴の強さはそういう、周りの目を気にしていないところ。僕自身も影響を受けたと思います」

 ちなみに、台本ではグーを出すと書かれているにもかかわらず「なぜかチョキを出してしまうことがあった」と撮影中のエピソードを明かす高橋。「リハーサルの段階で『それだと負けちゃうから』と(演出の渡辺)一貴さんから何度か言われてしまいました。柊木さんは台本通りにちゃんと出せるんですけれど、僕はセリフの言語として頭に入れるというよりも、体の動きとしてついチョキを出したくなったりしてしまって……」

 露伴とジャンケン小僧の1対1のバトルで展開する本エピソード。原作からのアレンジに加え、高橋VS柊木の演技バトルにも期待が高まる。(編集部・石井百合子)

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