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「岸辺露伴」泉京香の衣装に飯豊まりえの提案 新作は“アクション仕様”

「泉京香は黙らない」より
「泉京香は黙らない」より - (C)NHK

 「岸辺露伴は動かない」の実写ドラマ・映画シリーズの全作に登場する、飯豊まりえ演じる編集者・泉京香。泉といえば、毎回注目を浴びているのが人物デザイン監修・柘植伊佐夫が手掛けた衣装。泉を主人公にした「泉京香は黙らない」(NHK総合で5月4日、夜9:30~10:30※NHK ONEで同時・見逃し配信)の放送を前に、飯豊まりえが柘植が手掛けた衣装の魅力を語った。

【画像】「泉京香は黙らない」場面写真<11枚>

 荒木飛呂彦による「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ漫画・小説を、高橋一生主演で実写化する本シリーズ。飯豊演じる泉京香は、4期にわたって放送されたドラマ「岸辺露伴は動かない」(2020・2021・2022・2024)、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(2023)、『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(2025)の全てに登場。衣装を、NHK大河ドラマ「どうする家康」(2023)や映画『はたらく細胞』(2024)、『10DANCE』(2025・Netflix)などで人物デザイン監修としてヘアメイク、衣装、スタイリングなどを手掛けてきた柘植伊佐夫が担っている。

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 「泉京香は黙らない」は、シリーズ初のオリジナルストーリー。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生)の担当編集である泉京香(飯豊)が、新人漫画家・西恩ミカ(堀田真由)を巡る怪異に巻き込まれていく。

 飯豊が柘植が手掛けた京香の衣装でまず「面白い」と感じるのは、毎回異なる色で表現されるところだという。

 「毎シリーズ柘植さんは京香のテーマになるカラーを決めていて、これまでピンク、水色、赤、黄色、黒などありましたが、今回の「泉京香は黙らない」では緑がキーカラーです。いつも打ち合わせの最初に柘植さんがデザイン画を描いてきて下さるのですが、それに対して、自分なりに意見を述べさせていただき、どういうふうに京香の衣装に落とし込んでいくのかいっしょに考えさせていただいている感じです」

 毎回、衣装合わせの前に柘植や監督とアイデアをぶつける時間が設けられているそうで、ディスカッションを受けて柘植がデザイン画を描き直して、キャラクターのイメージをすり合わせていった。今回は、京香が主人公としてアクティブに動くため、柘植が描いた最初のデザインに対して「動きやすさ」を取り入れたいと飯豊が提案した。

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 「柘植さんは、ミニスカに透けたロングのスカートを組み合わせたデザインを考えていたんです。それに対して私の方からは“ドラマ1期のときのゴスロリっぽい要素をプラスするのはどうか”“ディオールやシャネルのオートクチュール感があったら”といったアイデアを出させていただいて。ただ今回はアクションシーンがデザインの一番のカギになりましたね。京香が直接怪異と対峙していくので、いろいろと動くんですよ。だから、ロングのスカートにスリットが入っていたら動きやすくていいですよねと。さらにそのロングのスカート部分が取り外しができて、なおかつそれがマントにできたりしたら素敵なんじゃないかと。走るときに風になびいたら画的にも映えるんじゃないかとか、そういうやりとりをワクワクしながら柘植さんや監督と重ねていきました」

 衣装には花があしられており、飯豊は「衣裳制作の玉置(博人)さんが一つ一つ手で付けてくださっているんですが、それもたくさんつけるのか、まだらにつけるのかなど、柘植さんが衣裳合わせの時に、ミリ単位で細かく位置を確認しながら緻密な作業を積み重ねて、できあがっているんです」とディテールに触れる。

 「ドラマ3期の衣裳では、ショートパンツの丈がお尻が見えそうなくらい丈が短かったんですが、柘植さんからミリ単位でどこまで短くしていいのか事務所に確認が入ったくらいです(笑)。京香以外の登場人物たちも素晴らしくて、堀田真由さん演じる新人漫画家・西恩ミカや、寛一郎さん演じるミカの双子の兄・奏士のデザインもかなりユニークですよね。特にミカは一見では堀田さんとわからないぐらいです!」

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 また、京香のリボンを付けたデフォルトの髪型も実は毎回、微妙に違っているのだとか。

 「衣装とのバランスもありますし、あとはドラマが終わった後も京香の生活は続いているわけなので、そういったことを表現したい思いもあります。なので毎回、髪の長さやリボンの色も変えていて。実は、京香の髪は地毛ではなくエクステなのですが、今回はいつもの京香スタイルにしたうえで、エクステをカットしているんです。“リボンの位置も含め、あのスタイルは京香のポリシーだよね”というのを柘植さんとお話しています(笑)」

 ディスカッションを重ねて出来上がった京香スタイル。「柘植さんが今回の京香の衣装の出来栄えにいつになく興奮されていて、いつもよりテンションが高かった気がします。“今回はすごいね!“って」と自信をのぞかせる飯豊。柘植の衣装は役作りの大きな支えになっていると言い、「(1つ作品が終わって京香という役を離れて)1年も時間が経つと不安になるのですが、衣装をつけてあの髪型にするとスイッチが入ります」と目を輝かせていた。(取材・文:編集部 石井百合子)

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