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宮沢氷魚の明智光秀は「悪魔」のイメージ!

『レジェンド&バタフライ』より宮沢氷魚演じる明智光秀
『レジェンド&バタフライ』より宮沢氷魚演じる明智光秀 - (C) 2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

 木村拓哉が織田信長を演じる映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)のメガホンをとった大友啓史監督が、19日に行われたシネマトゥデイの動画配信番組「シネマトゥデイ・ライブ」(毎週木曜夜7:30~)に出演。「東映創立70周年記念作品」として制作された大作の舞台裏を明かすなかで、本作で描いたパブリックイメージとは一味違う明智光秀像に言及。宮沢氷魚をキャスティングした理由や“悪魔”をイメージしたキャラクターに触れた。

【動画】大友啓史監督が明かす『レジェバタ』舞台裏

 本作は、「コンフィデンスマンJP」シリーズや大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太が脚本を務め、織田信長(木村)と正室・濃姫(帰蝶/綾瀬はるか)の知られざる夫婦の絆を描く物語。番組内で大友監督は昨年11月に行われた「ぎふ信長まつり」での木村へのファンの熱狂ぶりや、これまで多くの人がある一定のパブリックイメージを持つ信長と、かたやほぼ資料の残っていない濃姫へのアプローチ、比叡山延暦寺焼き討ちのシーンを撮影した朝光寺をはじめとする国宝や、重要文化財での撮影など見どころを詳細にわたって解説した。

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 後半に登場する南蛮船は、伊達政宗の家臣・支倉常長が太平洋を横断した慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船を使用。震災から蘇った「希望の船」として宮城県石巻市のミュージアムに大切に保管されていたが、解体が決まっていたため、スタッフが最後にその勇姿を収めたいと交渉。その熱意が実を結び、地元の人々の厚意で解体を1か月伸ばしてもらえたのだという。そのほか、特に印象に残ったロケ地として滋賀県の岩尾池の一本杉を挙げ、「どのシーンかは見てのお楽しみなんですけど、あのシーンを成立させるために本当にいろんな場所を探したんだけどなかなか見つからなくて、最後の最後に見つかった場所ですね」と自信を見せた。

 番組の後半では、信長を取り巻く面々のキャスティング秘話も。MCの宮平享奈緒 (セブンbyセブン)が「エンドロールまで気づかなかった」という斎藤工演じる徳川家康や、豊臣秀吉(音尾琢真)、森蘭丸(市川染五郎)、明智光秀(宮沢氷魚)らの話題に。とりわけ、信長に謀反を起こす光秀についてMCが「堪え忍ぶ」パブリックイメージではなくタフな人物像になっていることを指摘すると、監督は「脚本の初稿の段階で、光秀のト書きに『見目麗しい』っていう一言があったんですよ。その時にパッと思いついたのが氷魚くんだったんです。氷魚くんは髪や瞳の色が薄く、身長も高いので、最初にお会いしたときに彼は『時代劇に出るチャンスがあると思いませんでした』と。でも、僕は逆にすごくいいなと思っていた」と宮沢のキャスティングに触れた。

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 また、本作の光秀について、大友監督は信長がキリスト教に傾倒していったことに触れながら「信長が少し心が弱くなって隙を見せた時に、耳元で悪魔のささやきをするようなイメージを持っていた」とも。その意図について「本能寺の変に向けて信長を誘う、エンゼルではなくデビル。光秀というのは出生も不明瞭なところがあったり浪人時代もあって、信長より年上と言われているけど年下説もあるミステリアスな武将。そういうところも含めて光秀のありようというのをこの映画ならではの仕様にしてみた感じです」と説明した。

 最後に大友監督は前作『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が新型コロナウイルスの影響で公開延期を余儀なくされた悔しい思いを語り、「今回は音響も含めて、大スクリーンで戦国時代の、信長、濃姫と一緒に生きているような臨場感を体験していただけるようにと思いを込めて作った作品です。ぜひ劇場で、信長と濃姫のドラマチックなストーリーを皆さんに体感して頂きたいと思います」と呼び掛けた。(編集部・石井百合子)

木村拓哉×織田信長!『レジェンド&バタフライ』大友啓史監督に生インタビュー|シネマトゥデイ・ライブ » 動画の詳細
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