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木村拓哉『レジェンド&バタフライ』10億突破!“信長”木村拓哉を中谷美紀が賞賛

木村拓哉と中谷美紀
木村拓哉と中谷美紀

 木村拓哉が5日、都内で行われた主演映画『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。公開から9日間で興行収入10億7,611万430円、観客動員数83万786人を記録した本作について、木村、そして共演者の伊藤英明中谷美紀らがそれぞれ思いを語った。

【画像】木村拓哉の圧倒的存在感!イベントの様子

 本作は、若き日は大うつけと呼ばれた戦国・安土桃山時代の武将・織田信長(木村)が、尾張国と敵対する美濃国の斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)と政略結婚をし、やがて天下統一を目指すさまを描く。壇上には木村、伊藤、中谷のほか、本作のメガホンを取った大友啓史監督も登壇した。

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 冒頭、会場では同作が公開9日間で動員83万人、興収10億円を突破するヒットになっていることが発表された。木村自身も公開後の周囲の反響が大きいことを感じたと述べ、「みんなが『観に行ったよ』って報告をしてくれますし、プライベートな友だちも含め、今、ちょうどとあるドラマの撮影をしているんですけど、昨日も撮影に来てくださった撮影の皆さんが、お見送りしている時に『映画拝見しました』って言ってくれて、すごくありがたいなと思います」と感想を述べる。

 伊藤も「うちの息子の友だちの子が観に行ってくれて信長のファンになったって。学習まんがを買ってくれって言ったりしているみたいです。子どもに興味を持たせる映画ってすごいよねって素直に思います。木村さんもかっこいいです」と語る。

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伊藤英明

 伊藤はこの日、トークの随所で木村との撮影時や公開後のエピソードを紹介。「映画の公開の次の日に木村さんと岐阜城に登ったんですけど、木村さんがそこから見える岐阜の街を見て(本作で死んでいった登場人物を思い出し)目頭を熱くして、『彼らにはもっと生きていてほしかったな』って呟いたんです。僕はその時、隣で泣きそうになって。木村さんの顔が見れなかった」と回顧したが、木村はそんな伊藤に対して、「今日饒舌だな」と照れ笑いで横槍を入れつつ、話に聞き入っていた。

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 中谷も25年前のドラマで木村と濃姫役で共演しているが、その時の木村とのエピソードを回顧。「天下統一のために、大義名分のために多くの命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、大スターである木村さんの孤独が当時重なって見えました」と述べ、撮影時の高みに登っていく木村を「アルピニスト」と形容する。「木村さんはエベレストに登頂していらっしゃるようでした。命をかけてスター木村拓哉を演じていたんです。その木村さんの胸に秘めた孤独感は私たちには到底理解できないもの。自分たちに想像できない、険しい道を登っていらっしゃった」と座長としての木村の姿を紹介し、賞賛していた。

 また、中谷は自身の25年前の濃姫役を振り返った上で、本作で濃姫を演じた綾瀬についても言及。「可愛くて可愛くて……。あれだけのアクションをこなし、笑顔を見せる裏で、ものすごい努力を重ねているんです。“我が姫”(綾瀬も)も殿と同じようにエベレストの単独無酸素登頂をしているよう。水泳の練習もしていらっしゃって、お客様のためにと、本当に努力して濃姫を演じていらっしゃいました」と語っていた。(取材・文:名鹿祥史)

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