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レア・セドゥ主演、ミア・ハンセン=ラヴ監督『それでも私は生きていく』日本公開決定

『それでも私は生きていく』日本版ポスタービジュアル
『それでも私は生きていく』日本版ポスタービジュアル

 映画『007』シリーズのボンドガール役などで知られる、フランスの人気俳優レア・セドゥの主演作が『それでも私は生きていく』の邦題で、5月5日に日本公開されることが決定した。

美しい…レア・セドゥ写真ギャラリー

 本作は、『未来よ こんにちは』(2016)で第66回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したミア・ハンセン=ラヴ監督の最新作。父親の介護に悩みながら、新しい恋の始まりに喜びを覚えるという、正反対の状況に直面するシングルマザーの心の揺れを繊細に描き出す。

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 通訳者として働きながら、パリの小さなアパートで8歳の娘リンとふたり暮らしをしているサンドラ(レア)。彼女の父ゲオルグは、かつて哲学の教師として生徒たちからも尊敬されていたが、今は病を患い、視力と記憶を失いつつある。別居する母と共に彼のもとを訪ねては、変わりゆく父の姿に無力感を覚えるサンドラ。仕事、子育て、そして介護に手いっぱいで、長年自分のことどころではなかった彼女はある日、偶然再会した旧友のクレマンと恋に落ち、最愛の父に対するやるせない思いと、新しい恋の始まりに対するときめきという相反する感情を同時に抱く。

エリック・ロメールの後継者と称されてきたミア・ハンセン=ラヴ監督の新作『それでも私は生きていく』

 『007』シリーズや人気ゲーム「DEATH STRANDING」への出演、またファッションアイコンとしても人気を集めるレアの起用について、ミア監督は「人間味のある人物として捉えたかった」「彼女に新しい光を当ててみたかった」と語っており、その期待に応えたレアは、主人公の複雑な心の機微を見事に表現。「この映画のレア・セドゥを観なければ、今年最高の演技を観逃すことになるだろう」(Los Angeles Times)などその演技に賛辞が送られている。

 サンドラの父ゲオルグを演じるのは、エリック・ロメール監督作品の常連俳優としても知られる名優パスカル・グレゴリー。さらに、サンドラの恋人クレマン役で『わたしはロランス』(2012)のメルヴィル・プポーが出演。3人の調和の取れたアンサンブルにも注目だ。(編集部・入倉功一)

映画『それでも私は生きていく』は5月5日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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